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オオカンガルー「エイミー」
【2021年9月1日(水曜日)追記】
9月1日朝、オオカンガルー「エイミー」(メス、17歳)の死亡が確認されましたので謹んでお知らせいたします。
オオカンガルー「エイミー」は、2003年12月13日に埼玉県こども動物自然公園で生まれ、2004年11月2日に入園しました。当園で飼育している「わかば」(オス、9歳)、「アトラス」(メス、3歳)、「エミリー」(メス、2歳)など多くの子どもを出産し、家族と穏やかに生活をしていました。
2021年8月30日に、口に食べものを入れるが飲み込むことが出来ないという症状が認められたことから検査を行ったところ、乳がんとその肺への転移が見つかりました。麻酔も無事覚め、余命が短いことが予想されたため「エイミー」の生活の質を出来る限り維持する治療や看護に取り組もうとしていたところですが、9月1日早朝、残念ながら息を引き取りました。
これまで可愛がってくださいました皆様に厚くお礼申し上げます。
【個体情報】
・生年月日:平成15年(2003年)12月13日生
・死亡年月日:令和3年(2021年)9月1日 享年17歳
・詳しい診断のため病理解剖を行いますので、その診断結果については追ってお知らせいたします。
【2021年8月31日(火曜日)18時00分追記】
本日、実施しましたオオカンガルー「エイミー」の検査結果をお知らせします。診断結果は以下のとおりです。
1 乳がんと、その肺への転移
2 カンガルー病(カンガルーに見られる病気で、細菌が傷ついた歯茎から進入し顎の骨が化膿して腫れる病気)
乳がんの肺への転移は重度であり、残念ながら余命が短い事が予想されます。今後の治療と看護は「エイミー」の生活の質を出来る限り維持することが目標となります。治療面では痛みのコントロールを実施、看護面では、給餌方法の工夫など「エイミー」が餌を取れるよう可能な対応をしていきます。
【2021年8月31日(火曜日)掲載】
8月31日の午後から、オオカンガルー「エイミー」(性別:メス 年齢:17歳)に、麻酔をかけて 検査、治療を実施することになりましたのでお知らせいたします。
「エイミー」には8月30日から、口に食べものを入れるが飲み込むことが出来ないという症状が認められております。口腔内や顎などに問題が起きていることが予想されます。
また、痩せてきており、内臓疾患がある可能性も考えられます。
「エイミー」は17歳と高齢のため、実施する治療は体力を考慮して選択していかなければならなく、麻酔検査も細心の注意を払いながら実施してまいります。
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