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ヒツジ「くるみ」
【令和6年(2024年)11月26日掲載】
ヒツジ「くるみ」の経過についてお知らせします。
「くるみ」は術後、徐々に少量の餌を採食できるようになってきましたが、25日に容態が悪化し、40℃以上の発熱と呼吸の異常等が見られ、食欲も廃絶しております。
現在、抗生物質、鎮痛消炎剤等の投薬や点滴治療を継続しておりますが、依然として予断を許さない状況が続いています。
引き続き必要な治療と看護を続けてまいりますので、お客様にはご心配をおかけいたしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
【令和6年(2024年)11月21日掲載】
ヒツジの「くるみ」(メス 12歳)の体調不良と治療の状況についてお知らせいたします。
2024年11月20日の9時ごろに、お腹が張り、自力で立てなくなった状態の「くるみ」を発見しました。胃の中に食べ物が詰まってしまうことで、腹痛やショックを引き起こす病気(第一胃食滞)を疑い、同日に胃の内容物を取り除く手術を実施しました。
第一胃食滞の原因は様々ですが、歯の動揺(ぐらつき)があったため、痛みが生じてうまく食べ物を咀嚼できていない可能性も考えられます。
手術後は園内動物病院に入院して治療を継続しており、翌日には餌を食べられる状態となりましたが、自力で立てない状況が続いております。「くるみ」は昨年12月にも同様の症状により緊急手術を実施し、今年4月9日に退院していました。
「くるみ」が元通りの生活に戻れるよう、治療と看護を続けてまいります。
【令和6年(2024年)3月8日掲載】
ヒツジ「くるみ」の経過についてお知らせします。
2月3日に再手術を実施し、感染をおこしている組織の除去を行いました。手術後も元気食欲は良好で、ほとんど通常の生活を送ることができています。手術の傷は毎日洗浄を継続し、状態は徐々に改善してきております。展示再開まではもうしばらく時間がかかる見込みですが、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
【令和6年(2024年)2月2日掲載】
2月3日に、ヒツジ「くるみ」に再手術を実施することになりましたのでお知らせします。経過は以下の通りです。
2月1日、前回の手術時の傷の診察を行いました。その結果、皮膚の下に膿が溜まっていることが確認されました。また、触診により、開腹手術時に切開した腹筋の一部が開いている可能性も示唆されました。そこで、感染を起こしている組織の除去と筋肉の縫合を目的とした手術を実施します。
なお、通常、手術から1カ月が経過した後に傷の問題が発生することは少ないですが、12月末の発病時の全身状態の悪さや低栄養状態が影響している可能性が考えられます。
手術実施に伴い、ヒツジ「くるみ」は2月1日から園内動物病院に入院することになります。そのため、「くるみ」はしばらくの間、非展示となります。お客様にはご心配をおかけいたしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
【令和6年(2024年)1月18日掲載】
ヒツジの「くるみ」の経過についてお知らせします。
1月15日に自力で立ち上がって以降、ほとんど元通りの生活ができるまでに回復したため、1月18日にこども動物園での展示を再開しました。
今後は病気の再発を防止するために消化管の運動を促す薬を投薬しながら、スタッフが観察を続けてまいります。
【令和6年(2024年)1月16日掲載】
ヒツジの「くるみ」の経過についてお知らせします。
「くるみ」の手術後、早期に元の生活に戻れるよう、起立の補助や歩行訓練などのリハビリを行ってきました。
少しずつ立っていられる時間が長くなり、人の補助がなくても歩行や立ったままの姿勢を維持できるようになってきております。
1月15日には自力で立ち上がることができるようになりました。
餌も問題なく採餌できているため、展示の再開に向けて、近日中に動物病院からこども動物園へ移動する予定です。
こども動物園に移動後も「くるみ」が健康に過ごせるよう、スタッフ一同、必要な治療や看護を続けてまいります。
【令和6年(2024年)1月5日掲載】
ヒツジ「くるみ」の経過についてお知らせします。
「くるみ」は現在、食欲が回復してきたため、少量の給餌を開始しています。また、自力で頭を持ち上げることも可能になってきました。しかし、12月29日の発症以来、自分で立つことができていません。そのため、四肢の関節の動きがまだスムーズでない状態です。この状況を改善するため、複数のスタッフが協力して体を支えて起立させ、足の運動やマッサージを行うリハビリを行っています。
予断を許さない状況が続いていますが、引き続き必要な治療、看護、リハビリを実施してまいります。
【令和6年(2024年)1月2日掲載】
ヒツジの「くるみ」(メス 11歳)の体調不良と治療の状況についてお知らせいたします。2023年12月29日の10時ごろに、自力で立てなくなった状態の「くるみ」を発見しました。「くるみ」はお腹が張った状態であり、胃拡張症候群(胃が異常に膨張することにより、腹痛やショック状態となる病気)であることが疑われました。
重度の胃拡張症候群は命に関わるため、同日緊急手術を行ったところ、胃は大量の内容物によって圧迫された状態でした。このため、胃の内容物を除く処置を実施しております。
緊急手術後は園内動物病院に入院して治療を継続しておりますが、現在も自力で立てない状況が続いており、食欲と元気もありません。
「くるみ」にとって厳しい状態ですが、生活の質がより良いものとなるよう、治療と看護を続けてまいります。
【個体情報】
生年月日:平成24年(2012年)3月5日
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