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更新日:2026年5月17日

キリンの蹄の管理について

現在、当園で飼育するキリンの「テンスケ」(オス9歳)の蹄についてご心配の声を頂戴しております。

ご心配をいただいておりますとおり、「テンスケ」の蹄は伸び過ぎる変形や歪みが出てしまう、いわゆる「過長蹄」と言われる状態です。

過長蹄は動物園のような運動不足の環境や合わない床材、栄養状態の問題などが複合的に影響して発生するものであると考えられており、過長蹄が見られた場合はこれら原因の改善を図るとともに、ハズバンダリートレーニング下での削蹄により形を整えていく必要があります。


テンスケの蹄の伸びや歪みは2021年頃から少しずつ進行しており、これまでも職員によるトレーニング下での削蹄を行うべく取り組んできたところです。

動物のトレーニングについては動物・飼育者双方の安全を確保しつつ、動物の動作を実施者が意図する形に整えたり、削蹄など動物にとって嫌な刺激に対する反応を段階的に抑える、「脱感作」という手順を丁寧に進める必要があります。

しかしながら、屋内施設の構造的な問題や屋外トレーニング時に動物の集中力を維持させることが困難であったことから、安定的に削蹄を継続することができず、蹄の過度な伸長を抑えることができておりませんでした。


現在のところ歩行に支障が出るところまでは至ってはおりませんが、当園としてもテンスケの過長蹄への対策は、これからも継続して必要な対応を取っていくべき状況にあると認識しております。

先般、皆様からのご寄付を原資とした動物園応援基金からの拠出によって、施設改修を行うことで屋内放飼場でのトレーニングも実施できるようになったところです。 テンスケの蹄の正常化には時間がかかることとなりますが、 獣医師と飼育担当者の連携のもと引き続きトレーニングの充実を図っていきます。


ご心配をおかけしてしまい誠に申し訳ありませんが、なにとぞご理解いただきたくよろしくお願いいたします。

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札幌市円山動物園

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