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8月2日 麻酔下処置後のメグムの様子
【2024年8月3日(土曜日)追記】
袋角を治療しているエゾシカ「恩(メグム)」(15歳・雄)の病状についての続報をお知らせします。
袋角の化膿の悪化が認められたため、8月2日(金曜日)に麻酔下での治療(角を切る処置)を実施いたしました。
処置は無事終了し、麻酔から覚めたあとも問題なく採食を行う様子が認められております。
残された角の根元周辺での化膿の再発に注意しながら、「メグム」の状態を今後も観察してまいります。
【2024年7月29日(月曜日)追記】
袋角を治療しているエゾシカ「恩(メグム)」(15歳・雄)の病状についての続報をお知らせします。
患部の洗浄および抗生物質による治療により、袋角の化膿は改善傾向でしたが、7月26日に再び袋角の化膿の悪化が認められました。
患部の洗浄と抗生物質による治療ではこれ以上の改善が見込めず、化膿が悪化した場合は全身感染に発展する可能性もあることから、8月2日(金曜日)に麻酔下での治療(角を切る処置)を実施することとしました。
このため、8月2日(金曜日)の午前9時30分から治療が終了するまでの間、エゾシカ・オオカミ舎を閉鎖いたしますのでご了承ください。なお、他のメスのエゾシカおよびシンリンオオカミについては屋外から観覧いただけます。
【2024年7月8日(月曜日)追記】
6月14日から袋角の治療のためにエゾシカ舎バックヤードで隔離飼育しているエゾシカ「恩(メグム)」(15歳・雄)の病状についての続報をお知らせします。
6月25日に鎮静下で検査を実施したところ、左右の袋角の付け根部分など複数個所が化膿し、膿が皮下に大量に溜まっていたため、患部の洗浄および抗生物質による治療を実施し、その後も治療を継続しています。
その後、袋角の患部は徐々に回復傾向でしたが、袋角の内部は血液が充満したスポンジ状になっており、非常に脆いため、7月4日に治療で捕獲した際に、右の袋角の先端部分が長さ15cmほどで折れてしまいました。このため、7月4日に折れた袋角の止血等を実施しましたが、残った部分の表皮の壊死が進んだため、7月7日に再度、麻酔下で角の壊死部分を切除しました。
翌8日に患部を確認しましたが、切除部位、化膿部位ともに状態は良くなってきています。今後も治療が終了するまでは、バックヤードでの飼育が続きますので、「恩(メグム)」を近くでご覧いただくことはできませんのでご了承ください。
【2024年6月25日(火曜日)掲載】
エゾシカ「恩(メグム)」(15歳・雄)の病状についてお知らせします。
春から夏はシカの角の成長期にあたり、「袋角」という血管に富んだ皮膚で覆われています。エゾシカ「恩」は、6月14日に左の袋角の根元に傷ができ、細菌感染により化膿していることが確認されました。
抗生物質の投薬と患部の消毒などの治療を行いましたが、その後も袋角の化膿範囲は拡大し、右角からも排膿が確認されました。
このままでは全身感染に発展する可能性もあることから、6月25日(火曜日)に鎮静下での検査及び治療を実施することとしました。
このため、6月25日(火曜日)の午前9時30分から治療が終了するまでの間、エゾシカ・オオカミ舎を閉鎖いたしますのでご了承ください。なお、他のメスのエゾシカおよびシンリンオオカミについては屋外から観覧いただけます。
7月26日 左角に認められる膿
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