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札幌の気候変化を知り対策を考えよう!
~G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合開催記念講座~
2月16日(木曜日)午前11時から、北海道立総合体育センター「北海きたえーる」(豊平区豊平5条11丁目)で、豊平区主催による「G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合開催記念講座」が開催された。
これは、今年の4月に日本で開催されるG7サミットの関係閣僚会合のうち、「気候・エネルギー・環境大臣会合」が札幌市で行われることを記念して開催されたもの。気象予報士・防災士で、現在、UHB(北海道文化放送)の情報番組「みんテレ」にも出演中の菅井貴子(すがい・たかこ)さんを講師に迎え、豊平区民ら約70人が参加した。
この日は、「多発する自然災害 札幌の気候変化と対策」をテーマに、札幌や北海道の気候の特徴、過去に発生した道内における自然災害、近年札幌でも発生している猛暑や冬の雨、ドカ雪など、これまでに見られなかった気候の変化などをわかりやすく解説。今後、温暖化が進むことで、気温が上昇するだけではなく、強い台風や爆弾低気圧の増加が懸念されていることなど、気象予報士ならではの情報を丁寧に説明した。
また、災害発生時に避難警報などが出ても、「自分は大丈夫だろう」「大したことじゃない」と楽観的に考えてしまう心のメカニズムである「正常性バイアス」も紹介。しっかりと避難行動などを取ることの重要性を参加者に語りかけた。
参加者は、「なるほど」とうなずいたり、メモを取ったりするなど真剣に講師の話に耳を傾け、気候変動や防災などに対する考え方を深めている様子であった。
また、講座終了後のアンケートでは、「今回の講座に参加して、環境問題に積極的に取り組もうと感じましたか?」の設問に9割以上の方が「とても感じた・すこし感じた」と答えており、「多方面から気候を見ることがよいこと、日ごろから興味関心を持つことが大事だとたくさんの気づきがありました」「防災・環境について再度私なりに考える機会となりました」といった感想が寄せられた。
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