ホーム > 施設一覧 > 保健センター > 母と子の健康のために > 離乳初期(生後5~6か月頃)の離乳食作りの基本テクニック
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離乳初期によく使う調理の基本テクニックを、食材ごとにご紹介します。
この時期は、味付けはせずに、食材そのものの味や匂い、舌触りを経験させてあげましょう。
離乳食のスタートは米のおかゆから!ひとさじから始めましょう。
離乳初期(生後5~6か月頃)は10倍がゆ(米1に対し水10~15)が基本です。ご飯から作る時はご飯1に対し4~5倍の水を入れて炊きます。
炊飯器でご飯を炊くときに、分量の米と水を入れた湯飲みなどの耐熱容器を、炊飯器の中央において、普通炊きにすると、ご飯とおかゆが同時に出来上がります。(炊飯器によってはうまく炊けないことがあります。)
炊けたおかゆを、すりこぎなどで粒がなくなるまでよくつぶします。固さの目安はゆるいポタージュくらい。固さは湯冷ましなどで調節してもよいです。
「ごっくん」と飲み込みするのが上手になってきたら、水分を少しずつ減らして、ヨーグルト状になるよう固さを調節します。
おかゆに慣れたら野菜にもチャレンジしてみましょう。にんじんや大根などの根菜や芋類は、水から入れて煮ます。
にんじんは細かく切らずに煮たほうが軟らかくなり、甘みもあります。すりつぶしてもかたいときは、煮汁をつかってのばすとよいでしょう。
甘みのあるかぼちゃは、比較的赤ちゃんもなじみやすい食材です。冷凍かぼちゃを使ってもかまいません。
やわらかく煮えたら、フォークでつぶしたり、ラップに包んでつぶしてもよいでしょう。
ほうれん草や小松菜などの葉物は、沸騰した湯に入れて茹でます。茹でたら葉先の軟らかい部分を冷凍し、おろし金でおろすとあっという間にペーストの出来上がり!冷凍した食材は、赤ちゃんに食べさせる前に再加熱することと、1週間から10日で使いきるよう注意しましょう。
野菜や芋類、果物をためしてさらに離乳食に慣れてきたら、たんぱく質性食品も取り入れてみましょう。
豆腐は新しいものでも、茹でてから使います。木綿、絹ごしどちらでも構いませんが、絹ごしの方が滑らかに仕上がります。
この時期使える魚は、かれいやひらめ、たら、たいなど、脂の少ない白身魚です。骨や皮を除いて、蒸したり、お湯から茹でます。しらす干しも使えますが、塩気が多いので、お湯につけて塩抜きをしてから使いましょう。また、小さなエビやカニが混ざっていることがあるので、取り除いてから使用するよう注意します。パサパサして食べにくいので、おかゆや野菜ペーストなどのとろみのあるものに混ぜたり、じゃが芋を食べたことがあれば、水溶き片栗粉でとろみをつけても良いでしょう。
固ゆで卵の黄身の部分が使えます。モソモソするので、少量の湯でのばしてから食べさせます。おかゆなどに混ぜてもよいでしょう。
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