西野の歴史や文化を学び体験する「第16回水車で地域交流会」が、令和6年9月28日(土曜日)に五天山公園において開催され、小学生児童23人ほか町内会やボランティアの高校生ら総勢約110人が参加し、交流を深めました。
西野地区一帯は、かつて市内有数の稲作地帯であり、昭和初期まで脱穀や精米に利用するための水車が約140基も設置されていました。
水車は西野の歴史をを語る上で欠かせない存在として、平成21年の五天山公園オープン時に復元されました。
これを契機に交流会がスタートし、先人たちの英知を地域の将来を担う子供達に毎年語り継いでいます。
会の冒頭、西野の歴史について、児童会館の職員さんが手書きのイラストを交えながら分かりやすく説明するとともに、西野連合町内会の阿部会長が昔の西野の様子について語ると、子供達は興味津々に耳を傾け、色々な質問を寄せていました。
その後、「精米体験」「薪割り・薪切体験」「ワラを使った縄作り」の三つの体験で昔の暮らしを学んだ後、切った薪で火を起こし、羽釜でご飯を炊きました。
ご飯が炊きあがるまで、手作りの大繩を使った縄跳びで楽しみ、最後に町内会が奮って調理した美味しいカレーをご飯と一緒に食べ、お代わりの行列を作ってお腹一杯いただきました。
参加した児童は、今回の貴重な体験を通じ、地域の成り立ちや先人達の暮らしを学んだことで、地域への愛着が一層育まれる契機となったことでしょう。
当交流会の実施にご尽力いただいた、西野・昭和連合町内会、青少年育成委員会、子ども会連絡会、札幌西陵高校ボランティア局、あそベンチャースクール、地域の児童会館・小学校ほか関係の皆様に感謝いたします。