ホーム > 西区のまちづくり > まちづくりセンター > 西野まちづくりセンター > 厳粛にして輝かしく、次の半世紀へ~福井ばやしが西区区制50周年記念 西区フェスティバルのオープニングを飾りました~
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全身を使って熱のこもったパフォーマンスを見せる福井ばやしの皆さん
去る令和4年(2022年)9月10日(土曜日)に、札幌市生涯学習総合センターちえりあで西区区制50周年記念 西区フェスティバルが開催され、そのオープニングを福井ばやしが飾りました。
福井ばやしは、西区福井地区への入植者の出身地である福井県の無形文化財「明神ばやし」にルーツを持つ、太鼓や笛を用いた伝統芸能です。
開会前、久しぶりのイベントへの期待と興奮でざわめいていたホールは、緞帳(どんちょう)が上がりきる前に放たれた太鼓の一打で一転、静寂と厳かな式典のムードで満たされました。
メンバー全員が一礼したのち、鼓舞するような力強いリズムを太鼓が刻み始めます。
笛や鉦(かね)がきらびやかな装いを加える中、まずは子どもたちが交代しながら演奏を繰り広げました。
演奏前はあどけなく、可愛らしい子どもたちですが、演奏中の凛々しい表情と堂々とした動作からは、伝統芸能の担い手としての風格さえ感じられます。
演者が大人へと交代するにつれ、音は少しずつ力強さと厚みを増し、最後は用意された太鼓を全て使った大迫力の演奏。息を合わせ、腰を低く落として屈みこんだと思えば、全身を伸ばして華麗に舞う姿も相まって、厳かさと輝かしさに満ちたオープニングとなりました。
今回参加した最年少のメンバーは小学4年生。西区区制100周年となる50年後も、大人になった子どもたちは、地域の歴史や文化を元気に紡ぎ続けていることでしょう。
ちえりあホールには沢山の観客があつまりました
子どもたちも落ち着いて堂々とした様子です
姿勢を低くして、凛として力強く
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