11月2日(土曜日)午後1時半から、ちえりあ(宮の沢1条1丁目)で、令和6年度西区防災実技研修が行われました。この研修は、防災に関する知識や技能の向上を目指し、区内の各町内会の自主防災活動において中心的な役割を担う方などを対象とした研修です。当日は約90名の参加があり、発寒地区からも13名の方が参加しました。
研修は、初めに札幌管区気象台リスクコミュニケーション推進官の伊藤公浩氏から「防災力はコミュニケーション」をテーマとした講話があり、冒頭に紙コップを使って伝言ゲームをするなど参加者を飽きさせないだけではなく、災害に備えるために気象情報を活用しよう、避難行動について家族みんなでコミュニケーションしようといった具体的な内容が盛り込まれ、非常に勉強になる講話でした。
実技研修では、西消防署と西消防団の指導で防災資機材の取扱と応急手当訓練を行いました。防災資機材の取扱では、札幌市から支給される防災資機材を実際に広げ、簡易水槽の組み立て方や折りたたみ式担架の使い方などを確認したほか、バケツリレーをしたり、毛布を使った担架の作り方なども学ぶことができました。
応急手当訓練では、胸骨圧迫や、AEDの起動、電極パッドの貼り付け等を体験し、力の入れ方や押すタイミング、電極パッドの貼り付け位置等を学びました。