9月27日(金曜日)、琴似小学校で開催された令和6年度西区防災訓練(避難所開設訓練)を見学してきました。
この研修は、区民の防災に関する意識の向上を図るため、毎年場所を変えて開催しているものですが、今年の会場は琴似小学校です。模擬訓練等を通じて区職員、地域住民が避難所を開設するために必要な手順を体験する内容で、参加者は地域から45名、西区職員3名が参加して訓練が行われました。
避難の考え方、自助・共助、日ごろの備え、被害想定や状況設定、避難所開設の流れ、体験の進め方についての説明の後、避難所の設営訓練として滞在スペース、福祉避難スペースの設営、避難者受付や情報掲示板の設営、非常用トイレの準備や配食の準備が行われました。休憩を挟んで避難者の受付や配食の流れなど実際の避難所での生活を体験しました。避難所運営研修で行ったHUGとは受付方法が異なりましたが、この辺りは現場での運用次第なのかもしれません。最後に質疑応答があり、避難所の定員(西区では指定避難(基幹)1か所あたり300名を想定)やペットの取扱い(指定された場所につなぐか、ケージを利用して飼育スペースを設ける)など時間いっぱいまで質疑が続きました。今回のような訓練を継続することにより、地域全体の防災意識の向上につながることを期待します。