8月23日(金曜日)、市立西小学校で札幌市危機管理局が開催する避難所運営研修(受託会社:株式会社DAZZLING)が行われました。
この研修は、避難所の運営を担当する区の職員、避難所となる学校の教職員、地域住民が参加し、避難所として使用される学校施設等の確認や避難所運営ゲーム(HUG)をすることにより、避難所運営に係る適切な初動対応と基本的な行動の確認を行い、災害時の避難所開設、運営能力の向上を図ることを目的に実施されたものです。
今回の研修は、西区職員4名、西小学校教職員3名、地域住民6名の計13名が参加。初めに避難所運営の基本的な考え方について講義を受けたのち、実際に校内にある備蓄物資の保管場所や受水槽などを確認しました。
最後に、避難所運営ゲーム(HUG)を行い、避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験しました。このゲームは、避難所運営をみんなで考えるためのアプローチとして、静岡県が開発した図上訓練で、札幌市の地域特性である冬期の厳しい寒さや積雪などの環境条件を付加したカードを追加しています。参加者は、このゲームを通して障がいのある方や乳幼児等への配慮をしながら部屋割りを考え、また仮設トイレの配置などの生活空間の確保といった出来事に対して、それぞれ意見を出し、話し合いながら避難所運営を学ぶことができました。