盆踊りは、夏の伝統行事として町内会が実施する行事の一つで、14日(水曜日)は雨天のため残念ながら中止や順延となりましたが、15日(木曜日)と16日(金曜日)に各公園で開催されました。各会場の周辺では、町内会役員や関係者の方が誘導灯を手に、来場者が事故に遭わないように交通整理をしてくれたほか、発寒地区青少年育成委員会によって夜間パトロールが行われるなど、各団体の地道な活動によって、地域の行事は支えられています。
どこの会場も小さいお子さんからご年配の方まで大勢の人でにぎわっており、浴衣や甚平で来ている方もたくさんいらっしゃいました。櫓の周りでは、子どもたちが年長者の踊りを見ながら踊っていたり、ベンチや休憩スペースでは世代や年齢に関係なく地域の人たちが交流しています。
ある会場でベンチで談笑していたグループに声をかけてみると、
「小さい頃、親に盆踊りに連れてきてもらって楽しかったし、自分の子どもにも同じように楽しい思いをしてほしいよね」
「子どもも普段は塾とかで忙しいから、こういう楽しみがあってもいいんじゃない。親もビール飲めるし(笑)」
「うちは共働きで、前は近所に知り合いがいなくても気にしてなかったけど、子どもが生まれてからは全然別だった。子育て中、特に子どもが小さいうちは孤立しがちで、昼間に買い物に出かけても知っている人が誰もいなくて、結構孤独だった。町内会の集まりに顔を出すようになると子どもをあやしてくれるし、知り合いが増えると買い物中に会えたりしてなんか安心できるし、まだちゃんと社会とつながってると思える(笑)」
など、町内会の行事に参加することで人とのつながりが出来て良かったという声を聞くことができました。また、地域の行事は、幼馴染と会えたり、子どもたちが学校を卒業した後でもママ友・パパ友同士が集まるきっかけになるそうです。
町内会はこうした行事だけではなく、ごみステーションや街路灯の管理、清掃や除排雪といった日々の生活のほか、見守りや交通安全、防犯防災など見えないところでも様々な取組を行っています。このような取組は、地域のつながりをつくり、安全、安心、快適に暮らせるまちづくりのために欠かせないものです。町内会の役割や活動をぜひ多くの方に知っていただきたいと思います。暑い中、準備・運営していただいた各町内会のみなさま、本当におつかれさまでした。