令和6年1月31日(水曜日)西区民センター(西区琴似2条7丁目)で行われた「令和5年度西区子育て支援者講演会」(主催:札幌市西区保健福祉部)に出席しました。この講演会は、地域の子育て家庭が置かれている状況を子育て支援者が共有し、更なる支援の充実につながるようにと企画されたものです。
講師の川田学准教授(北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター)は、発達心理学、保育学を専門としており、NPO法人子育て応援かざぐるま(関連リンク参照)の理事としても子育て支援に携わるなど多方面で活躍されています。今回は子育て支援者向けの講演会ということで、参加者は民生委員児童委員、地区福祉のまち推進センター、子育てサロン関係者、児童会館職員や保育園・幼稚園関係者などでしたが、講師によると同様の講演会に比べて西区は男性参加者の割合が多かったようです。
講演のテーマは「子育て家庭と地域のつながり」ということで、現代の子育て環境では、家庭だけで乳幼児に必要な経験を保障することが難しく、特にチャレンジ要素のある遊びや自然との触れ合いが少なくなる傾向がデータで示されたほか、最近は男性の産後うつが増えているといった話なども聴くことができ、大変勉強になりました。講演の詳しい内容は関連リンク「地域とのつながり」からご確認ください。
参加者からは、男性の産後うつについては初めて聴き勉強になった、子育て支援者だけでなく子育て中の現役世代にも聞いてもらいたいといった声もでるなど大好評でしたが、子育てをしやすいまちづくりのためには、まだまだ支援が必要であることも実感した講演会でした。