12月4日(月曜日)札幌ホテルヤマチ(西区琴似1条3丁目)で行われた「令和5年度西区福まち活動者全体研修会」(主催:札幌市西区社会福祉協議会)に出席しました。
この研修会は、近年の福祉のまち推進センターの活動では、活動者の高齢化や担い手の不足、コロナ禍による活動の制限など様々な課題に直面しており、今後の地域福祉の推進に不安を抱える状況であることから、これに対応するため、高齢者の社会参加の意義や必要性について理解を深め、地域で活躍する元気な高齢者を増やし、健康寿命の延伸や担い手不足の解消を進めていくためのヒントを学ぶ機会として開催されたものです。
札幌市西区社会福祉協議会の櫛谷会長の開会挨拶で始まり、続いて「社会的孤立・孤独の予防と地域活動の可能性~地域の居場所づくり・担い手不足の解消に向けて~」をテーマに、北海道大学大学院保健科学研究院講師 髙島理沙氏から講演がありました。
講演では、健康リスクとして注目されるようになった孤独と孤立(孤独が全て悪いわけではないので差別や偏見には注意が必要とのお話もありました)のほか、社会的処方、0次予防といった新しい概念や考え方を紹介いただき、世界でも注目を集めつつあるメンズ・シェッド(コミュニティー・シェッド)の立ち上げを札幌で取り組まれているとのことでした(関連リンク「シチズンサポートプロジェクトによる社会的孤立・孤独の一次予防」参照)。
当日は200名を超える参加があり、高齢者の社会参加の大切さについて十分理解が深まるとともに、札幌でも来春には社会的処方の取組ともいえるメンズ・シェッドの立ちあげがあるなど新たな地域活動の可能性を感じる研修会でした。
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