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債券

戦時貯蓄債券

戦時報国債券

戦争資金を調達するために、臨時に債券を国民に売り出し、償還期時に利息を付けて返す国債の一つです。写真左下の昭和17年(1942年)発行の臨時戦時国債は、絵柄に大東亜戦争と書かれ航空機、戦車、軍艦、日の丸を印刷したもので10円で売り出し、償還の際は15円を支払うとあります。しかし、戦後のインフレで物価が高騰し、債券はほとんど価値の無いものになりました。

札幌市 細川 尋氏提供

支那事変行賞国庫債券

昭和15年(1940年)に発行された有価証券です。昭和12年(1937年)の日中戦争(支那事変)開始から2年。初期に出征した兵士が兵役義務を終えて続々と内地に帰還してきます。しかし政府には兵士に払う戦地手当、慰労金、行賞金などの資金がなく、そこでこの有価証券が配られました。金額別には15種類ありますが、この青色債券は70円と80円。償還期日は昭和35年(1960年)となっています。特徴は個人名が印刷されていることです。

札幌市 金子 久美子氏、狩野 百合氏提供

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