ホーム > 業務・施設案内 > 清田区民センター・里塚・美しが丘地区センター > 里塚・美しが丘地区センター開設までのあゆみ > 建設ワークショップ > 第6回開催報告
ここから本文です。
◇日時
平成17年(2005年)9月7日(水曜日)19時00分~21時00分
◇場所
清田区民センター(札幌市清田区清田1条2丁目)区民ホール
◇出席者
38名
◇テーマ
ワークショップ構想案をみんなでたたこう!
●ワークショップ構想案の説明
これまで5回行われてきたワークショップの意見交換を元に、ワークショップ構想案を出し、その説明を行いました。新しい地区センターを作る上で大切にしたいことを取りまとめた『建築構想案』と、その構想案を元に分かりやすく絵で表した『イメージ図』という構成になっています。
構想案のまとめ
施設の基本的な考え方 | ・子どもや子育て世代を支援する施設 ・多世代、誰もが気軽に交流できる施設 ・清田らしさ、清田ならではの特色を持った施設 |
施設のつくり方や使い方 | ・多様な使い方ができる施設 ・体育館・図書館は規模を縮小し、既存施設とのネットワークで機能を補完 ・広い実習室(調理室)、飲食スペース、視聴覚室、天体広場、情報施設を設置する ・多目的広場でイベント・交流を行い、駐車場としても活用する ・まちづくりに関連する施設を一体化する |
施設の環境や設備 | ・ユニバーサルデザインで誰もが使いやすい施設 ・自然光を有効に活用し、温かく、明るく、開放感のある施設 ・防犯、防災に配慮した動線を確保し、人の目が行き届く施設 ・交通の便に配慮した施設 ・自然エネルギーの活用、省エネルギーに配慮したし施設 |
運営・利用の仕組み | ・人のふれあいを大切に、地域の交流を生み出す施設 ・まちづくりセンター、福祉のまちづくり推進センターを中心とした地域団体のネットワーク拠点 ・地域のイベントや行事を開催する施設 ・地域のふれあいを大切にするためにも利用しやすい運営 ・ランニングコストを考えた施設 |
イメージ図の特徴
場所 | 特徴 |
---|---|
◆まちづくり広場 | イベントに利用。臨時駐車場スペースとしても使用できる |
◆まちづくりサロン | 気軽に来て、交流ができるスペース |
◆多目的室 | 軽い運動が可能であり、可動壁で区切ることができる |
◆階段とエレベーター | バリアフリーに配慮して、同じ位置に設置 |
◆2階サロン | まちづくりサロンよりも静かな雰囲気で打合せなどができるスペース |
◆集会室と実習室 | 可動壁で区切られているので、壁をはずせば1つの部屋として広く使用できる |
◆視聴覚室 | 防音設備を設置して、大きな音が出る催し物の開催が可能 |
◆屋上 | 天体観測のできる、多目的に使用できるスペース |
イメージ図(PDF形式:76KB)
●意見交換とグループ発表
▲意見交換の様子
▲グループ発表の様子
4つのグループに分かれ、ワークショップ構想案について、意見交換を行いました。そして、各グループの意見をまとめ、それぞれ発表しました。
構想案とイメージ図については、どのグループからも「賛成である」というご意見をいただきました。その上で、今後の課題として以下のような意見が出されました。
発表内容の概要
施設のつくりかたや使い方について | 1可動壁について ・防音機能にすぐれた可動壁にしたいが、コストが高くなるので注意 2多目的ホールについて ・照明や音声を制御する部屋を設けてはどうか ・多目的ホールは大きくしたい 3ラウンジついて ・広いスペースの上手な使い方を検討しなければならない(普段はパーティションで区切る等) ・フリーなスペースを大切にする 4屋上には冬場のイベントのための待機場所が必要 |
施設の環境や設備について | 1災害時のことを考えると、実習室は1階にあったほうがよい 2図書コーナーと中央図書館をオンラインで結ぶなら、広めのスペースが必要 3女性の利用が多いことが想定されるので、女性トイレは大きめにする 4部屋の配置や動線について ・どの部屋にも入りやすいようにする ・収納スペースに配慮 5見通しが良いようにガラス張りに(子育てスペース・事務室等) 6利用者が使うロッカー、レターボックス等の備品スペースに配慮 |
運営・利用の仕組みについて | 1総合学習の際は、地域ボランティアのサポートが必要 2運営は地域で行い、運営者は地域や施設で育てる ・指定管理者制度を見据え、地元でNPOを作る 3喫茶コーナーをつくり地域で運営する 4連合町内会や単位町内会の利用イメージを明確に 5町内会の活動と、市民団体や福祉活動や子育て活動とが、どのようにセンターを利用していくか考える 6情報発信や貸室予約などインターネットを活用する |
●アドバイザーのコメント
▲コメントする萩本教授
これまでのワークショップを振り返り、札幌国際大学の萩本教授、中鉢教授よりコメントをいただきました。
萩本教授から清田らしい施設のご提案をいただきました。
・裸足で歩いて草露を感じることのできる小さな庭のような「露ふみの丘」を設置する
・施設のまわりに高低のある道を作り「ウォーキングコース」として利用する
・備品は市に頼らず地域の人たちで持ち寄る
・センターのデザインとして地域の子どもたちの手形を入れる
・できるだけ皆が参加できるような運営を考える
中鉢教授から、ワークショップ内で行われたアンケートを元に、因子分析を行った結果を発表いただき、今後についてご提案いただきました。
・できるだけ多くの方の意見を取り入れることを考える
・地域にお住まいの方を対象にしたアンケートを行う
・因子分析を行い何が重要かを分析する
・以上のことを行うと、より満足度の高い施設ができる
●ワークショップの総括と今後の予定
▲ワークショップを総括する区長
2年間にわたるワークショップの総括と、このワークショップが終了してから地区センターオープンまでの流れについて、清田区長から説明しました。
清田区長の総括
今までこのワークショップにかかわった方々は総勢64名にのぼり、皆さまの力で構想案ができたと思っています。地区センターの建設予定地が決まらない中で、お話がまとまっていくかどうか不安に思っていましたが、回を重ね、議論を重ねていくうちに結果が楽しみになっていきました。
基本的には、今回の構想案が良いという了承をいただくことができました。大切なこととしては、「今までにない」「あたたかみのある」「将来を見据えた」地区センターというお話です。
これは今回ワークショップに参加いただいた皆様、公開講座に参加してくださった方々、通信を通じて意見をくださった方々のお力だと思っています。これから、皆様の案を設計に反映されるように務めていきたいと思っています。
最後まで、皆様の情熱ある意見交換に触れまして、区民とともにつくる地区センターの実現に向けてわれわれも頑張っていきたいと思います。長い間本当にありがとうございました。
今後の予定
年度 | 内容 |
---|---|
平成17年度 | 「(仮称)清田区地区センター建設ワークショップ建設構想案(まとめ)」を報告する区民報告会の開催 |
ワークショップ通信の発行 | |
アンケートの実施 | |
(仮称)はちけん地区センターの市民見学会開催 | |
「ぼくが、わたしが大好きになる地区センター」の絵展覧会開催 | |
平成18年度 | 建設委員会の開催、運営を考える会の開催 |
平成19年度 | 地区センターの着工、運営を考える会の開催 |
平成20年度 | 地区センターオープン |
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.