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◇演題
「清田区の女性のライフスタイルと健康意識」
講師札幌国際大学人文学部国際文化学科助教授 林 美枝子氏
「清田区の子育て期女性の地区センターへの要望」
講師札幌国際大学社会学部ビジネス社会学科助教授 飯田 俊郎氏
◇日時
平成16年(2004年)12月19日(日曜日)13時00分~15時50分
◇場所
清田区民センター2階集会室2・3
「清田区の女性のライフスタイルと健康意識」(林美枝子氏)
医療人類学を研究されている林先生から、病院で医師が行う通常の治療の他に、自己責任によって私たち個人で行う治療である「スピリチュアルヘルス(補完・代替療法)」についてのお話がありました。
補完・代替療法とは、日本では栄養食品・漢方薬の摂取や、針灸治療等によって、治療あるいは病気の予防を求めることです。清田区居住者対象アンケート調査の結果、健康について関心が高く、女性は男性と比較して補完・代替療法に興味があることがわかりました
また、清田区では持ち家率が高く、定住意識が高い地域であるため、将来は住民が高齢化になるということを見越した介護予防活動を地区センターで行うことが必要であると説かれました。
「清田区の子育て期女性の地区センターへの要望」(飯田俊郎氏)
清田区内にある幼稚園数10か所のうち、私立幼稚園9か所でのアンケートを実施した集計結果が発表されました。当調査では、子育て期の女性の多くは、子育てが一段落したら再就職したいとの希望が高く、また地区センターへの要望は「スポーツ、芸能鑑賞、学習稽古事ができること」が多くの割合を占めていました。
地区センターへの案としては、資格取得講座の開設、親子でできるフリーマーケットや料理・スポーツ教室、農業体験等が挙げられました。その他、託児所の無料化や施設の低価格を求めた声もあることが説明されました。
意見交換
子育て経験者や現在子育て中の方々から、実際の子育て期の経験談や、その時に必要だと感じた施設や設備に関する具体的な意見や新しい地区センターに対する期待などの意見が出されました。
〔意見交換から一部をご紹介します〕
他の施設には無いものを作らないと新たに作る価値はないと思う。
親子で参加できる料理教室や図工教室で子供達をのびのび活動させたい。
子育てに関連した趣味を習いたい(家に飾れるクリスマスツリーなど)。
短期の参加で済む講座が好まれると思う。
自分たちで農産物を収穫して、販売や料理を子供達と楽しむイベントを設けるとよい。
一般では高額な子供達の習い事を、公共の施設で安価にできるとよいと思う。
母子以外に父子で利用できる環境も必要だと思う。
現在ある施設以外のものを地区センターに設定してはという話があったが、現在の区体育館だけでは運動スペースが不足しており、交代で利用するときの待ち時間が非常に長いことがあって不便である。
石を敷き詰めて足つぼを刺激する道をつくるなど、お金をかけなくても工夫次第で健康によいスペースが作られると思う。
子育て中の母親だけではなく高齢者や体の不自由な方等のための施設づくりの意見交換も行いたい(→講師の飯田先生から、「11月から開催されている建設ワークショップは比較的高齢のメンバーが多いため、その方々で意見交換が行えるが、次に利用率の高い子育て中の母親の意見が取り入れにくい可能性があるので、この公開講座では子育て中の母親中心に意見交換をしたいと考えた」との説明があった)。
託児サービスがある公開講座はとてもありがたい。もっとこういう機会があればいいと思う。
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