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近年、地域のことは地域が決める市民自治を実現するという地方分権社会への転換が進められています。市政課題が複雑高度化する中で、本市議会が、多くの権限と責任を担う政令指定都市の議会として、市長その他の執行機関に対する監視及び評価、政策の立案及び提言など、議会が果たすべき機能を最大限に発揮していくためには、本市議会の伝統を重んじながら、既存の枠組みにはとらわれない柔軟な姿勢を併せ持ち、自らの改革と機能強化に継続的に取り組んでいかなければなりません。
そこで、本市議会では、市民に対し議会の役割や活動原則を明らかにするとともに、議員の活動原則、市民と議会の関係など、議会に関する基本的な事項を定める「札幌市議会基本条例」を平成25年2月26日に制定しました。
この条例は、本市議会における最高規範として、議会活動の礎となるもので、平成25年4月1日より施行します。今後は、この条例を市民と共有することを通じて、市民の負託に的確に応える議会の在り方を常に追求し、自らの改革と機能強化の充実に継続的に取り組んでいきます。
「(仮称)札幌市議会基本条例(素案)」について、市民の皆さまより貴重なご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
このたび、お寄せいただいたご意見とそれに対する札幌市議会の考え方について公表いたします。
なお、お寄せいただいたご意見については、その趣旨を損なわない程度に要約しておりますことをご了承ください。
条例の制定から一定の期間が経過し、条文にある議会の機能強化、二元代表制としての役割を果たしているか、常任委員会・調査特別委員会の活性化を図ることができているかなどの検証を行う必要があるとして、交渉会派の各幹事長で構成する「議会機能強化・改革検討委員会(非交渉会派はオブザーバー参加)」で、令和4年2月から12月までの間、計9回の会議を通じて各条文の検証を行いました。
会派名 |
氏名 |
---|---|
自由民主党 |
伴 良隆(座長) |
民主市民連合 |
中村 たけし |
公明党 |
福田 浩太郎 |
日本共産党 |
小形 香織 |
市民ネットワーク北海道 |
石川 さわ子(オブザーバー) |
前文と全30条からなる条例の各条文の「取組状況」「評価、評価の理由」「今後の方向性」について、協議・検証を行い、条文ごとに「検証結果」にまとめました。
検証の結果、評価になじまない項目を除き、全ての項目で十分またはある程度「できている」との評価となりました。また、今後に向けた取り組みとして、以下の3項目について、検証の目的に照らし特に取り組みを充実させるべきものとして、引き続き調査・研究し議論を深めていくこととしました。
項目 | 概要 |
---|---|
政策立案及び政策提言 |
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議会のペーパーレス化・ICT化 |
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議員相互間の討議 |
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