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更新日:2020年4月3日

「札幌市防災DVD_今、あなたにできること。」DISK2:地域でできること【3実践インタビュー集】(テキスト版)

 

3.実践インタビュー集

1)冬こそ防災訓練(北区/ひまわり連合自治会防災会)

○女性ナレーション 北区のひまわり連合自治会防災会は、平成9年から毎年、地域住民及び警察、消防と合同で、市から支給された防災資機材を用いて防災訓練を継続してきました。また、この防災会では、冬の防災訓練を重要視しています。

 

○的場総務部長(ひまわり連合自治会防災会) やはり、皆さんが意識を持っていただくことが一番大切じゃないかと思うんですね。だから、そういった面で、もっともっと内容的に充実した訓練をやっていかなければならないということは常に考えております。

○大坂広報部長(ひまわり連合自治会防災会) ここの地域には、ひまわり連合自治会というものがあります。その中では6町内会が活動していることから、自治会としての防災組織をつくるべきだということで、たしか、平成9年にできたと思うんですね。

本来であれば、防災組織というのは、一町内会で各班ごとに10名ずつやるべきだと思うのですが、なかなか人材がそろわないのが事実ということで、ひまわり連合自治会防災会という6町内会をまとめた組織にしたのです。

この組織には、ほかの町内会で何かあれば、残りの町内会が助けに行くということも根底にあるのではないかなと私は思います。

 

(防災資器材倉庫の映像)

○的場総務部長(ひまわり連合自治会防災会) これが避難所に敷くシートです。こういったものを用意してあります。それから、下はテントです。

 

○女性ナレーション 独自に防災資機材の充実も図り、テント、リヤカー、発電機、トランシーバーまでもとりそろえています。

 

○加藤副会長(ひまわり連合自治会防災会) 夏はそんなに心配してないんですよ。ですから、冬に災害があったときに、先ほども話にありましたような、言葉的にちょっとあれなんですが、災害弱者ですとか、そういう方をいかに守るかといったときに、やっぱり冬が一番問題だと思うんですよ。

ですから、この防災会では、冬の災害に対して今後どうしていくか、その辺が一番大きな特色かなと思うんですがね。

 

○女性ナレーション 過去には、電気、ガス、水道、暖房など、ライフラインを全て絶った冬季サバイバル宿泊訓練も行われていました。

 

○加藤副会長(ひまわり連合自治会防災会) 夜は、大人だけとまると。当初、たしか、20人か30人ぐらいの宿泊だったんですよ。そういうことをやると、地域のつながりも結構できますしね。ふだんはあまり話したことのない人とも話ができますし、暗くなってから寝るまでの間、時間が結構ありますから、かたい話ばっかりもできませんので、冗談半分でいろいろな話をしていまして。そんなことで、実際に災害が起きたらどうなるのだろうかというような話も結構出ますから、学習ができていくのかなというような感じで始めてはいたんですがね。

意識の問題だと思うんですね。やっぱり、ふだん、私どもも生活していまして、防災のことについて、何もないと考えることはあまりないと思うんです。例えば、冬季防災訓練ですとか、宿泊ですとか、行いますと、防災に対する考え方というか、常に意識を持つ、これが大事かなと思うのです。

ですから、私もよくお話しさせていただくのですが、防災訓練そのものよりも、そういう意識を常に持ってもらうということ、これは役員も含めてそうなのですがね、一般住民の方に対しても、広報を通じて、常に防災意識を持ってほしいと。それが一つの成果かなと思うのです。

ただ、実際に災害に遭っていませんので、その効果のほどはなかなかわかりません。

防災会組織そのものはいいのかなと思うんですが、先ほど言ったように、6町内でこれをやっていますので、6町内会には防災委員が10名と役員が二、三名ずついるのですが、一番最初に広報部長から話があったように、本来は町内会単位が一番望ましいと思うのです。今の防災会の組織というのは、約1,700戸ぐらいを対象にしていますのでね、かなり広いんですよ。

ですから、できれば、今後、各町内会で実際に災害があったときに対応できるようなシステムと、防災会が本部的な役割を果たしまして、実際に動くのは、やはり、町内会単位で動けるような体制が必要かな、そんなふうに感じているんですよ。

 

2)防災訓練で地域の意識が変わった(東区/元栄町内会)

○女性ナレーション 東区の元栄町内会では、10年前から防災訓練を開催してきました。

 

○永井会長(東区北栄連合町内会・元栄町内会顧問) 消防は限られただけの台数しかないから、大災害になったら、絶対に消防なんかに当てにできない。まず、自分のまちは自分で守ろうという感じなんですよ。それ以上、大きい火災なんかになったらまた別だけど。

だけど、そういうことで取り組みましょうと言ったら、こっちから提案したら、お年寄りの会長が、地震なんか来ないから心配しないで、こうなったわけよ。そうしたら、俺もむっときて、万が一、来たらどうするんだ、そのときには、会長が潰れていても助けに行かないわと。そして、俺たちはそうやりたいけれども、ゴーサインだけ出してくれれば俺たちがやるから、会長が動くことはない、そう言ったら、やれるのならやりなさいということになったわけです。それがやった初めなんですよ。

それで、まず、俺もいろいろつくって、防災運動会という形でみんなを集めるかと、集めるのにね。それで、懇意にしているのが隣の町内なんですよ。マンションが多い。その会長と仲よくしているもんだから、話したわけ。そうしたら、一応、取り組みはあんたがしてくれ、そのかわり、ブロック全体にやるようにこれから仕向けるべということで、1年目からですよ、みんなに働きかけたら、そういう形で人数が集まったわけだよ。

 

○女性ナレーション 防災訓練は、周辺6町内会が合同で行うことになりました。参加人数は、およそ300人となっています。参加者が一通りの防災訓練を終えるころ、炊き出し訓練による豚汁もちょうどでき上がります。

 

○永井会長(東区北栄連合町内会・元栄町内会顧問) あるから、きちっと並んでくださいと。わあっと来られたら困るんだよね。それをきちっとやったら、まあ、整然と並んでね。こちらのところでおにぎりをもらって、ここで豚汁をもらって、みんな、あそこのところでしゃがんだり座ったりして食べて、最後にお土産を持って帰る。それを1回目にやったんですよ。

それが成功したから、この前はせっかくやったんだから、これを継続してやっていこうと。町内の会長を初め、町内で参加した人、そして、行ってきたよ、楽しかったよというような状態で啓蒙していく。

楽しみでやらないと、みんなもそう参加しないわけでしょう。

 

○女性ナレーション 第1回目の防災訓練のときから、はしご車を使って、地域にある高層マンションや病院、大型スーパーからの避難訓練もあわせて行われています。

 

○永井会長(東区北栄連合町内会・元栄町内会顧問) 最初のときからそうだったんだけど、せっかくやるんだったら、みんなに見せるだけでもいいから、高層マンションの避難訓練をやったほうがいいのではないかって形で、毎回、この周辺の大きなマンションだとか、ジャスコ、病院は1回やりましたよね。そういう形で、地域のためにもみんなと手を組んで、とにかく防災訓練だ。

特に、ここ二、三回前はジャスコでやっているでしょう。ジャスコは、ここらの周辺の人たちはみんな集まるところで、ああいう企業は今までは入っていなかったわけですよ。そうしたら、あそこのところにはちょっとした人数の防災団体があるんですよ。そうすると、みんな、その格好。ヘルメットから何から全部着て、そういう人たちが出てくる。その人たちはみんな、町内の人とも顔なじみみたくなっているから、町内の人と一緒にやる。

そういう企業とタイアップしてやっていくと。そういう意味では、ジャスコを入れたってことはよかったと思うよ。ジャスコも含めて、みんな、地域に貢献していると思うのね、防災とことについては。

町内の会長さんを初め、どの町内もみんなそうだと思うけれども、住民の意識が変わったんじゃないか。それと、根本になるのは、自分のまちなんだから、自分で守りましょうさ。そういうことさ。だから、意識が変わったと。

 

3)花火大会&防災訓練(中央区/北桑園町内会)

○女性ナレーション 桑園地区は、もともと、川が流れ、湿地帯であったため、市内中心部近くにありながら、開拓が遅くに始められた地域です。

 河川の改修前は、氾濫や洪水も起こり、昭和56年の水害でも大きな被害を受けた地域です。

 

○丸岡氏(中央区北桑園町内会) 水が一番氾濫したのは、困ったのは、ここなんですね。要するに、これは川ですから、こう流れていっている。昭和56年かな、2回も台風の影響で避難していますね。

ですから、そういうようなことがきっかけで防災訓練が始まったということなんで、歴史は長いんですよ、すごく。

 

○女性ナレーション ここに、花火大会と防災訓練の2枚のポスターがあります。よく見ると、日づけが同じです。ここに、北桑園町内会の工夫がありました。

 

○丸岡氏(中央区北桑園町内会) 訓練をするには、人が集まってこないとならないということですね。それには、日常の交流が大事だと。例えば、ごみ拾いのことだとか、福祉のまちで年寄りをどうしようかとか、子どもの通学路の問題はどうしようかとか、そういういろいろなことをやりながら、防災訓練を始めたんですね。

ですから、8月の夏のちょうどお盆過ぎに防災訓練を始めました。そのときに、防災資機材というのを市から受けたんです。まず、これを使う訓練をしなきゃならないですからね。それで、防災訓練の器具を使って、消防署の人に教えてもらったということですね。

幸いに、桑園地域の大きな町内会には少年消防クラブという組織もありますから、その子たちも来てやっていったんですね。

ところが、お礼と言ってはおかしいけれども、花火大会をするようになって、ただ花火大会をするのでなくて、親と子どもが一緒になるということと、自分の子どもではなくて、隣の子どもと手をつないで、よそさまの子どもと交流するということで、こういう花火大会をしていったんですね。

こういうようなことをやりながら、訓練を毎年やっています。防災訓練の後は、花火大会。そして、防災訓練が長引いたときは何をしているかというと、小運動会をしています。大人と子どもと綱引きをやったり、かけっこをやったり、そして、暗くなったころに花火を上げたんですね。

そういうような連続性で人を集めています。100人くらい集まるよね。だから、そのことは大変貴重で、私たち役員としてはありがたいし、来てくれることもありがたいし、私たちの話も聞いてくれるという、この両者の関係がいいんじゃないかと思いますね。

一番大事なことは、そこに参加した人が家へ帰って近所の人にしゃべってもらう、お話してもらう。これが一番のねらいなんですよね。そして、また参加してもらう。ですから、同じ人が毎年出てきたり、新しく参加してもらったり、そういうのが特徴ですね。

○西田会長(北桑園町内会) 私らも、こうやってやっていまして、よそからいろいろないい情報が入ってくると、うらやましいなと思いますからね。そうやってやっているんだと。だけど、聞こえてくるだけで、横のつながりというのはなかなかないじゃないですか、情報交換というのが。

だから、私らが努力をすればいいんでしょうけれども、そういうものが気軽にできるような情報交換をしてみたいなとは思っていますけれどもね。

 

4)紙芝居で防災教育(豊平区/西岡見晴町内会)

○女性ナレーション 豊平区西岡見晴町内会では、「こんなことき どうするの?!」と題する紙芝居をつくり、子ども会や小学校で公演し、防災教育に取り組んでいます。

 

(紙芝居風景)

○女性 ある日、突然、大きな地震に襲われたら、私たちはどうしたらいいのでしょうか。

○子ども そんなこと、あるわけないさ。

 

○渡辺会長(西岡見晴町内会) 紙芝居をつくるきっかけになったのは、うちの町内会で、やはり、交通安全やなんかが目について、よそのところではやっていないものをやっていたんですよね。それが目にとまりまして、表彰を受けたんです。

それで、表彰を受けた機会に何か記念になるものをつくったほうがいいんじゃないだろうかということで考えたのが、防災に関係した紙芝居の手づくりになったんです。

ですから、その紙芝居をつくるに当たっても、ただつくればいいんじゃないということではなくて、内容をどんなような形でつくったらいいんだろうかねということで、役員だとか青少年部長の人もみんなで知恵出し合って、日ごろ、こんなことを考えておいたほうがいいんじゃないかとか、子どもたちも身近に目に触れてわかるような内容のものがいいんじゃないだろうかということで、考えたんですよね。

青少年部長のヤマシタさんがとっても絵が上手なので、わかりやすい絵だなっていうことがよかったということと、つくるに当たっては、どんなようなものをいろいろ入れたらいいんだろうかと話し合ったことが苦労といえば苦労ですけれども、自分たちの身近な生活の中で、こんなときだったらどうなんだろうかということを基本に考えてつくった紙芝居です。

 

○女性ナレーション 出前講座で訪れた小学校から、感謝の手紙が送られました。子どもたちにも、防災の意識が確実に芽生えていることがわかります。

 

○渡辺会長(西岡見晴町内会) そんな、地震なんて来るとは全然思わなかったよって。だけど、思っていたときにこういう紙芝居を見て、こういう紙芝居の中で、本当に起こったらどうしようということを考えさせられるようになったということは、6年生の子どもですけれども、言っていました。きょう、学校でこんな紙芝居を見たんだよって。だから、家族でどうしたらいいか、お母さんと話し合いましたとか、そんな内容もありました。そういうこともまた、親子のコミュニケーションをとれるきっかけになって、よかったなというふうに思っております。

 

5)大規模マンションでの防災活動(厚別区/パークアベニュー防災協議会)

○女性ナレーション 厚別区にあるパークアベニューは、418世帯、居住者が千人を超える大型のマンションです。ここでは、数々の実践的でユニークな取り組みがなされています。

 

○北川会長(厚別区パークアベニュー防災協議会) 私どものところは、マンションの管理組合と町内会が別立てであります。たまたまこの防災協議会をつくろうという話になったときに、双方で話し合いをして、これはやっぱり全住民に対する対応をとらなければいかんということで、一つの協議会として、管理組合と町内会が一緒になって立ち上がっているところです。

特徴的なものとしては、年に一遍、全住民を対象に防災訓練を実施しています。もちろん、我々だけではなかなか具体的な進め方ができないので、厚別消防署のほうに協力をお願いして、実際に消火訓練とか、あるいは、避難誘導するときの機材の使い方とか、AED、自動体外式除細動器がうちのマンションにも設置されていますけれども、常日ごろは使う機会がなかなかないですよね。そういったことで、その機会に実際に触れて、動作をやってみるとか、そういうことをやっているのが協議会としての全住民を対象にした活動といいますか、これがメーンになっていますね。

 

○女性ナレーション 避難訓練には、避難ばしごを使った訓練も取り入れられています。

 

○奥村事務局長(厚別区パークアベニュー防災協議会) マンションなんで、バルコニーに避難ハッチとはしごがついていますから。ふだんはあんなものをあけて見る人はいないですから、去年は、こういうふうに使うんですよというのをちょっとやりましたけれどもね。

 

○女性ナレーション 避難完了プレートはマグネット式で、平常時はドアの内側、避難したときはドアの外側に張りつけるルールになっていて、災害時に効率よく避難状況の確認がとれるように工夫されています。

エレベータごとには、使い捨て担架も設置されています。また、独自の防災マップや防災だよりも配布されています。

 

○和田情報班副班長(厚別区パークアベニュー防災協議会) なるべく写真などを入れながら、皆さんが見やすいように広報活動をしています。

 

○女性ナレーション 災害時要援護者名簿と緊急時医療専門支援者名簿の整備も進められています。

 

○北川会長(厚別区パークアベニュー防災協議会) 何か事があったときにお手伝いしていただけるというような方は、自主的にというか、強制というのはなかなか難しいですから、自主的にお知らせをいただいて、それも情報として我々で管理しているところです。

○奥村事務局長(厚別区パークアベニュー防災協議会) こういう活動は、何でもそうだけれども、継続ですから、1年ですぐによくなるわけじゃないんだから、こつこつ途切れることなくやっていくしかないと思うんですよね。

○和田情報班副班長(厚別区パークアベニュー防災協議会) まず、皆さんがなるべく顔見知りになることによって、防災に関しても皆さんが積極的にかかわりたいと思えるようなコミュニティーをつくることがまずは大事なのかなと思っています。

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