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更新日:2023年12月21日

新型コロナウイルス流行とこころの健康に関して

  1. 新型コロナウイルスの流行で不安などを感じていらっしゃる方へ
  2. 新型コロナウイルスで療養される皆さまへ
  3. 感染対策にたずさわる支援者の皆さまへ
  4. 気になることがあったら
  5. 学生の皆さんへ(みんなで新型コロナを乗り越えよう)
  6. 参考

新型コロナウイルスの流行で不安などを感じていらっしゃる方へ 

新型コロナウイルスの流行によって、多くの方が普段とは異なる環境や状況での生活を強いられています。
また、新型コロナウイルスに感染された方やそのご家族は、思いがけないことに動揺され、ご自身を責めたり、周囲の反応に胸をいためるなど、つらい思いでいらっしゃるのではないでしょうか。
こうした、見通しが中々立たない、慣れない環境や状況の中で過ごしていると、私たちのこころやからだにはさまざまな変化があらわれることがあります。

自分ではどうにもできないような、大変な経験をしたとき、気持ちやからだや考え方に影響が出ることがあります。気持ちの変化としては、次のようなものがあります。涙もろくなる、イライラする、気分の浮き沈みが激しい、あのときああしておけばよかったという自責感、投げやりになる、他人に対して怒りっぽくなる、不安・緊張が高い、誰とも話す気にならない。からだの変化としては、次のようなものがあります。疲れやすい、目まい、頭痛、肩こり、吐き気、胃痛、食欲不振や過食、夜眠れない、同じ夢を繰り返して見る。考え方の変化としては、次のようなものがあります。考えがまとまらない、同じことを繰り返し考える、記憶力が低下している、皮肉な考え方になる。

このような変化は、強いまたは慢性的なストレスを受けたときに多くの方に起こりうる『正常な反応』です。
多くの場合は時間の経過とともに自然に回復していきますが、気持ちを誰かに話したり、相談したりすることで、不安や辛さが和らぐことがあります。お一人で悩まずに、身近な方や相談機関に相談してみましょう。
チラシ「新型コロナウイルスの流行で不安などを感じていらっしゃる方へ」(PDF:500KB)

新型コロナウイルスで療養される皆さまへ 

新型コロナウイルスの感染により、辛く苦しい状況にいらっしゃると思います。
普段と異なる環境の中で過ごしていると、こころにもさまざまな変化があらわれることがあります。

たとえば、こんな変化が現れることがあります。気分が落ち込む、物事に集中できない、イライラしたり、すぐに腹が立つ、緊張感がつづく、感染を広めたのではという不安を感じる、孤立感やさみしさを感じる、疲れやすい。

 

気持ちを誰かに話したり、相談したりすることで、不安やつらさ辛さが和らぐことがあります。
札幌こころのセンター(札幌市精神保健福祉センター)では、こころのお悩みに関する相談に下記の電話で応じています。お一人で不安な気持ちを抱えず、どうぞお気軽にお電話ください。

チラシ「療養中の皆さまへ」(PDF:549KB)

感染対策にたずさわる支援者の皆さまへ 

新型コロナウイルスにおいて、感染の蔓延防止対策は非常に重要な業務です。しかし、このたびのような感染防止対策に従事された方は、通常経験したことのないストレスから、これまで感じたことのない気持ちの変化や、体の不調が起こることがあります。それらは多くの従事者が普通に体験するもので、決して特別なものではありません。

このようなことはありませんか

  • 頭痛、めまい、吐き気、下痢、胃痛、動悸、しびれなどがとれない。
  • 気持ちがたかぶって寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたりする。
  • 食欲が落ちる、疲れやすく、体がだるい。
  • 今回の業務の経験に関連した夢を見る。体験した光景が突然繰り返しよみがえる。
  • 以前と比べて活力や集中力が低下している。
  • 物音などちょっとした刺激にもびくっとしてしまう。
  • イライラして、怒りっぽくなる。涙が止まらない。

多くの場合は自然に回復していきますが、回復までに長い時間がかかることがあります。

こころと体の健康を保つために

  • 食事や睡眠など日常生活のリズムをなるべく崩さないようにしましょう。
  • 眠れないからといってお酒の量を増やすと、かえって睡眠の質は低下します(一般的な成人男性の節度ある適度な飲酒量は、ビールの場合は中瓶1本以内、日本酒の場合は1合以内です)。
  • ちょっと一休み。全力で頑張りすぎないで定期的に休みを取りましょう。
  • 人と人とのつながりを大事にしましょう。ご家族、ご友人、同僚同士で声を掛け合いましょう。
  • 回復の早さは人それぞれ違います。焦らないで自分のペースを大切にしましょう。

チラシ「感染対策にたずさわる支援者の皆さまへ」(PDF:518KB)

気になることがあったら 

札幌こころのセンター(札幌市精神保健福祉センター)では、こころのお悩みに関する相談に下記の電話で応じています。お一人で不安な気持ちを抱えず、どうぞお気軽にお電話ください。

札幌こころのセンター・心の健康づくり電話相談

TEL:011-622-0556(平日9時00分~17時00分)

学生の皆さんへ(みんなで新型コロナを乗り越えよう) 

札幌市では学生及び教職員のメンタルヘルス支援を推進するため、札幌医科大学、札幌市立大学、藤女子大学及び札幌市で「札幌市自殺総合対策連絡会議 学生メンタルヘルス支援部会」を設置しております。

当該部会において、新型コロナウィルス感染症に際して、学生のメンタルヘルス不調が懸念されることから、こころの健康を保つためのチラシを作成しましたのでご覧ください。

チラシ「みんなで新型コロナを乗り越えよう」(PDF:372KB)

参考 

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このページについてのお問い合わせ

 札幌こころのセンター(札幌市精神保健福祉センター)

〒060-0042 札幌市中央区大通西19丁目 WEST19 4階

電話番号:011-622-5190(事務専用) / 011-622-0556(相談専用)

ファクス番号:011-622-5244