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更新日:2021年11月1日

令和2年度第4回定例市長記者会見記録

日時

2020年6月5日(金曜日)14時00分~15時02分

場所 市本庁舎12階1~3号会議室
記者数

22人

市長から下記の話題について発表しました

配布資料

引き続き、次の話題について質疑が行われました

動画(内容は下記「発表内容」「質疑応答」で、文字掲載しています。)

発表内容

 児童虐待防止に向けた取り組みについて

 昨年(2019年)6月に2歳の女の子が亡くなるという大変痛ましい事案が起きまして、それからきょう(6月5日)でちょうど1年が経過いたしました。

 あらためて、お亡くなりになられたお子さんに心から哀悼の意を表しますとともに、市長として、二度とこのようなことが起こることのないようにという決意を新たにしたところであります。

資料「児童虐待防止に向けた取り組み」(PDF:99KB)

 札幌市では、事案の発生を受けまして、直ちに「札幌市児童虐待防止緊急対策本部」を立ち上げて、再発防止策の検討と実施に着手し、乳幼児健診の未受診者の緊急点検を実施したほか、児童相談所の夜間・休日対応体制について強化をしたところであります。

資料「これまで実施した主な取り組み1」(PDF:100KB)

 また、職員の増員によりまして、児童相談所、さらには、区の機能強化・業務改善を図ってまいりました。そして、区の要保護児童対策地域協議会との連携体制の強化も図ってきたところであります。

資料「第三者による検証」(PDF:98KB)

 さらに、事案の検証をお願いしておりました外部の専門家の方々から、課題を踏まえた7つの提言をいただいたところであります。

資料「課題を踏まえた7つの提言」(PDF:99KB)

 「区及び生活圏を単位とした支援体制の強化の必要性」でありますとか、「母子保健体制の見直し、乳幼児健診の改善の必要性」など、7項目にわたりましてご提言をいただいたところであります。こういった内容につきまして、すでに取り組んでいる事項、それから、さらに強化をすること、このことを進めていきたいと思っております。

 また、この提言の中では、協働の視点でありますとか、支援を受ける側の立場になって問題を理解する観点といった児童相談所の業務のみならず、市役所全ての職場に関わる仕事の取り組み姿勢についてもご指摘をいただいたところでありまして、この提言の内容についてはいろいろな職場での仕事の取り組み方に相通じるものがございますので、資料「これまで実施した主な取り組み2」(PDF:97KB)私から全職員に対しまして、外部の方も含めていろいろな機関の方との協働の視点、それから、相談をいただいている相手の立場に立って対応を考えていくということについて、あらためて呼び掛けをしたところであります。

資料「今後の取り組み体制」(PDF:99KB)

 いただいたこの7つの提言につきましては、私を本部長として4月に設置いたしました「札幌市児童虐待防止対策推進本部」を中心に、子どもの命を守るということを最優先に考えて、全庁を挙げて再発防止に取り組んでいきたい、このように思っているところであります。

 また、それぞれの取り組みの経過などにつきましては、逐次、これを取りまとめて第三者委員会(札幌市子ども・子育て会議児童福祉部会)のほうに報告をする形で進捗(しんちょく)状況を明らかにしてまいりたい、このように思っております。

 新型コロナウイルス感染症への対応について

 今週の月曜日(6月1日)に外出自粛・休業要請が解除されまして、初めての週末を迎えることになりますので、あらためて、直近の市内の感染状況などについてご報告をさせていただきます。

 併せて、市民の皆さまへの注意喚起の取り組み、それから、これまでの感染状況を踏まえた感染の傾向、特に気を付けていただきたい事柄などについて報告をさせていただきます。

資料「札幌市における感染者の状況(6月4日現在)」(PDF:159KB)

 昨日(6月4日)時点の市内の感染者の状況ですが、現在の患者さんは107人でございます。うち、軽症・中等症の方が97人、重症の方が10人となってございます。

資料「これからの暮らし」(PDF:225KB)

 これからの暮らしにおきましては、社会経済活動を徐々に進めていきながら、さらに感染者を出さない、増やさないということ(に注意して行動することが求められます)。新型コロナウイルスが完全になくなった状況ではない、新型コロナウイルスと共存していく世の中にあるという前提の中で、社会経済活動を動かしていくということになります。もう一度お話し申し上げますが、潜在的な感染者の方が一定程度いらっしゃる(という前提の中で)、また、これから外出自粛の緩和によりまして、人の動きが増加してくることによりまして、これまで以上に注意を持って行動していただきたいと思います。

 感染防止の対策と社会経済活動を両立させていくということで、特にリスクの高い事柄については、そのリスクを下げる取り組みをし、注意をしていただきながら、経済活動を元の状態に徐々に戻していく、その取り組みを行っていきたいと思っております。

資料「再流行を緩和する取り組み」(PDF:302KB)

 現在、患者数は比較的落ち着いているところでありますけれども、今後、感染者数の状況等をモニタリングすることで、再流行の兆しを早期にキャッチして、大きな流行とならないように取り組んでいきたいと思います。

 新たな患者さんの数も今は落ち着いてきている状況でありますけれども、さまざまな指標で、第3波、第4波と大きな流行にならないように、できるだけ早い時点で再流行の兆しをキャッチしていかなければいけないと思います。

資料「モニタリングの指標」(PDF:257KB)

 北海道のアラート情報として、この後、順次、北海道で一定の数字の(感染)状況になれば、より注意をしてくださいと。まずは振興局単位で、そして、北海道全体ということになれば、知事がアラートを発することになっております。

 そのアラート指標に合わせまして、いくつか感染状況の数字を札幌市のホームページなどで、今はどういう状況にあるのか、今の注意状況について、数字を入れながらお知らせをしていきたいと思います。

資料「感染者の発生動向」(PDF:192KB)

 続いて、札幌市内では、第2波ということで4月上旬から感染者が急速に増えた状況がございます。これらの分析をしましたところ、傾向が少し分かってまいりましたので、お知らせをさせていただきます。

 まず、この4月の中では、リンク(感染経路)のある方の数とリンクが分からない方の数を3月20日以降のデータに基づいて分類してございます。リンクのある方の場合では、やはり、病院、それから、高齢者施設等での集団感染の数が非常に多かったことに加えまして、ご家族の中で感染したというケースが非常に多かったという状況がございます。

 また、この「その他の活動」の中に、リンクなしの方と一部共通した行動がみられました。いろいろな行動調査を行わせていただいたときに、必ずしもそこで感染したかどうかという特定はできないのでありますけれども、こういった場所でこういうことをしていたと、一定程度の共通項がございました。

資料「こんな点に注意!」(PDF:264KB)

 それは、カラオケであります。いわゆるカラオケボックスという場所ではなくて、飲食店、例えば、喫茶店のような、あるいは、夜はスナックをやられているようなお店で、昼間はお酒を提供せずに、昼食とカラオケがセットになっている、そういった所を、ご高齢の方々がサークルなどでお使いいただいていると。今までは、カラオケというのは非常に健康にいいということもありまして、高齢者の方がそういう場所で歌って楽しんでいらっしゃるという状況があったのですが、この新型コロナウイルスの場合ですと、カラオケで歌うということは、当然、マイクを持って大きな声を出します。それから、マスクなどを外して歌いますし、マイクを共用いたします。場合によっては、先ほど申しましたように、飲食をしながらということで、こういった行動歴のある方が多数散見されるということがございました。

 そこで、今後は、感染症の対策と通常の活動を共有していく、併存させていくということで、特にカラオケの場合は、歌う方と距離を取っていただく、場合によっては、カラオケボックスなどの業界ではマスクをして歌っていただくというようなこともガイドライン(カラオケボックス等の歌唱を伴う飲食の場における新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン)に入れているようであります。

 歌いますので、状況に応じて、その飛沫(ひまつ)がほかの方に飛ばないような距離を取っていただく、あるいは、仕切りを付けていただくとか、換気を十分にしていただく、そして、マイクもできるだけ共用せずに、複数のマイクを使う、あるいは、利用ごとに消毒をしていただくというような、カラオケを楽しんでいただくために特に注意をしていただくような事柄について、お店の方にも、それから、利用する方にも注意をしていただきたい、対策を取って楽しんでいただきたい、このように思っております。

 また、そのほかの地域といいますか、道外でありますが、スポーツジムなどで感染拡大がございました。市内でもスポーツ教室での感染ということで広がりましたけれども、スポーツをする際にも、やはり、マスクをしない、あるいは、大きな声を出したり接触をするということがありますので、ある意味では共通の部分がございます。

 こういったカラオケですとかスポーツをする際は、市民の皆さまには、場面ごとの感染予防対策をしっかり行って活動していただきたい、このように思っているところであります。

資料「家庭」(PDF:225KB)

 そして、先ほど、家庭での感染が多いということをお話しいたしました。非常に狭い空間の中でご家族が生活されているので、ウイルスが一度、家庭内に持ち込まれますと、感染が広がるという状況がございます。

 何より大事なのは、家の中にウイルスを持ち込まないということでありますので、これまでもお願いをしておりますけれども、外出から戻られた際には、丁寧に手洗いをしていただくなどの対応を取っていただきたいと思います。

 それから、家族の中では、タオルですとかいろいろな物を共用いたしますので、そういったことにも注意をしていただく。それと、ごみの捨て方などについてもご注意をいただきたい、このように思います。

 市民の皆さまには、繰り返しになりますが、「新しい生活様式」の実践についてお願いを申し上げます。

 続きまして、子どもたちへの学習支援について、少々お知らせをさせていただきます。

 市内の小・中学校につきましては、今週の月曜日から学校が再開いたしまして、(6月)12日までは少人数短時間の登校を行っております。

資料「臨時休業中の支援・学校再開後の支援」(PDF:147KB)

 札幌市では、これまでも臨時休業期間(4月14日~5月31日)中、公式ホームページ上にも学習課題を掲載したり、プリントを各家庭に配りまして、課題に取り組みやすくなるよう、解説動画の公開というようなことにも取り組んでまいりました。

 また、Web会議システムも、環境が整っているいくつかの学校で試行的に行いました。そういう意味では、各家庭で過ごされる子どもさんの健康の状況や学習の状況についても把握してきたところであります。

 加えて、市内のテレビ局のご協力をいただいて、市内の小・中学校の先生方から子どもたちに向けた励ましのメッセージというようなこともこの休業中に行ってまいりました。

 こういった取り組みを経て、現在少人数による短時間登校を実施しているわけでありますけれども、アンケートなどを実施いたしまして、個々の子どもの学習状況を把握して、個人に合わせた指導に取り組んでいるところであります。

 とりわけ、今は学校が再開しておりますけれども、グループに分かれてやってございますので、学習の遅れに不安のある子どもさんについては、「学びのサポーター」という制度がございまして、今までは学校の授業時間に相当する時間で対応してきましたけれども、放課後まで拡大して学習支援を行える体制の強化を図ってまいりたいと考えております。

資料「学校再開後の支援」(PDF:156KB)

 また、7月以降につきましては、この学びのサポーターによる学習支援をさらに拡充いたしまして、NPO、あるいは地域の方々など、幅広い人材で子どもたちの学びを支えていく「さっぽろっ子放課後等学習サポート事業」を実施いたします。

 ここでは、新たに大学生や大学院生による支援もいただいて拡充していくこととしております。とりわけ、教員を希望する学生さんにつきましては、この放課後等学習サポートに取り組んでいただければ、教育実習の単位に充当できるように、関係の大学との協議を今進めているところであります。

 個別の学校にとりましても、それから、学生さんにとりましても、こういう活動が単位につながるということになりますと、どちらにもメリットが出てくるということになりますので、双方が活用しやすい事業になるよう工夫をしていきたいと思います。

 これらを通して、長期にわたる臨時休業による子どもたちの学習の保障については、継続した支援を進めてまいりたいと思います。

 また、学習課題の提供につきましては、登校に不安のある子どもさんに対する家庭学習の支援として、これも引き続き、継続して実施していきたい、このように思っているところであります。

 最後になりますが、今、市民の皆さまから多くお問い合わせをいただいております10万円の特別定額給付金についてであります。

 申請書につきましては、市内全世帯の約97万世帯に送付を完了しておりまして、昨日までに返送いただいた分で約93万世帯からの申請をいただいております。割合でいきますと、96%とほぼ申請をいただいたという状況であります。

 現時点(6月4日)で、3分の1に当たります約30万世帯への給付手続きが終わっております。しかしながら、かなり多くの申請を短期間にいただいておりますので、当初の見込みでは、だいたい10日ぐらいで振り込みができますというお知らせをしておりましたけれども、それ以上の日数がかかっているという状況につきまして、あらためておわびを申し上げたいと思います。

 今、受け付け審査を300人規模の態勢で行っておりまして、順次、振り込みを行ってまいります。今月(6月)中には今いただいている全ての申請に対する給付が完了できるように、進めているところでございます。

 一部、書類の添付等、不備のある方につきましては、こちらからご連絡を差し上げて、あらためて提出をしていただいている状況もございますので、そういった方を除けば、今月中に振り込みが完了できる状況になってございますので、今しばらくお時間をいただきたいと思います。

質疑応答

 児童虐待防止に向けた取り組みについて(1)

読売新聞

 本日(6月5日)の発表でございました池田詩梨(ことり)ちゃんが亡くなった事案から丸1年がたちまして、さまざまな対応をこれから札幌市として取っていく、あるいは、取っているということでございます。

 一方、今、新型コロナウイルスの感染拡大によって、長く外出自粛が続いたことによって、家庭環境が変わったことによる児相への通告件数が増えるなど、新型コロナウイルスの影響などもあろうかということが各社の報道であったかと思いますけれども、現在の詩梨ちゃんの事件を受けた札幌市の対応の進捗状況と、また一方で、新型コロナウイルスがその対応に対して何か影響を及ぼしていることがあるのか、その点について、市長の現時点でのご見解を伺わせてください。

市長

 通報件数の関係でありますが、昨年の4月と今年(2020年)の4月を比べてみますと、1.3倍ほど通報が増えてございます。警察からの通報が多い状況でありますが、その多くは、子どもが家庭内での配偶者暴力を目撃するいわゆる面前DVが多いというふうに聞いてございますけれども、昨年来、緊急の対応について、夜間・休日等についても、職員がすぐ確認をするという体制を取っておりますので、状況に応じて、通報をいただいたものについては、警察との連携をしっかりしながら、現場の確認というものができている状況であります。

 そういう意味では、昨年の事案以降、体制を強化してきたことで通報件数が上がっておりますけれども、対応できているという状況であります。

 一方で、この新型コロナウイルスの感染拡大に伴いまして、学校の休業であったり、乳幼児健診も延期してございます。6月からもう再開してございますけれども、それまで乳幼児健診ができないという状況がございました。

 そういう意味では、この3月、4月、5月ですね、子どもさんの状況を、確認できる機会が少なくなっているという状況がございます。

 そういう意味では、今後、例えば、家庭の中で、新型コロナウイルス感染症によるさまざまなストレス、これは大人のほうもストレスがたまってまいりますので、そういった影響が出てこないように、学校も再開いたしましたし、乳幼児健診も再開をしてございますので、リスクがあるような家庭・子どもについての状況をいち早く確認をできる、察知をして、さまざまな部署との連携を深めていかなければいけないなと思っています。

 新型コロナウイルス感染症への対応について(1)

読売新聞

 新型コロナウイルスの対策について伺いたいのですけれども、現在開会中の市議会、(令和2年)第2回定例(市議)会では、補正予算を提出しており、来週にも追加提出があると伺っております。一方、国のほうでも新たな予算成立に向けて国会の審議中で、次の議会となると札幌市議会の場合は9月になってしまいます。ちょっと時間が空いてしまうわけですけれども、その間、また臨時議会を開くなどの考えがあるのか、また、その際にはどういったことに、今後、予算を付けていく考えでしょうか、その点について伺わせてください。

市長

 今回の補正予算の中では、まず、事業の継続・雇用の維持、そして、市民生活を守る取り組みということを中心にしながら、経済活動の面では、いわゆる第一歩に当たる市内需要の回復ということについて取り組みを盛り込んだところであります。そういう意味では、まずは市内の需要を高めるということであります。

 今後、国のほうも、今、2次補正、来週中の成立に向けて審議が進んでいるようでありますし、6月の北海道議会の中でも、道内の観光などについての政策を取り入れていくというような報道もございました。

 そういう意味では、さまざまな形での補正の動きが出ておりますので、それらに臨機応変にスピーディーに対応していくために、新たな追加の補正予算ということも考えていかなければいけないと思っています。

 今ご指摘のように、定例会だけでは間がちょっと空いてしまいますので、あらためて内容を詰めていく中で、時期を逸しないように、臨時会の開催なども含めて、議会のほうとも相談をしていきたいと思います。

 その際に、一つは、今回、国の補正(予算)などを受けた対応ですとか、それから、経済面では、これから徐々に市内の需要から道内の需要、そして、国内、海外というふうに段階を追って、感染状況に応じて人の動きを拡大していくという取り組みを、逐次、タイミングを失うことのないように取り組んでいきたいと思います。

 新型コロナウイルス感染症への対応について(2)

STV

 今、(茨戸)アカシアハイツ(現地)対策本部を設置して、対策の現状の受け止めと、あと、ここまで、たぶん90人を超える感染者が出たのですけれども、拡大した一番の要因というのはどういうふうにお考えですか。

市長

 現状は、入院の必要な方については入院をしていただく、そして、症状のない方、そして、介護が必要な方でこの施設にとどまっていただいている方もいらっしゃいますが、全体として落ち着いている状況かというふうに思います。

 スタッフのほうも、医療スタッフ、それから介護スタッフ、外からの応援体制によって、現状では必要な支援サービスが届いているという状況です。そして、陽性だった方も、徐々に陰性化して、回復をしてきているという状況がありますので、現状においては落ち着いてきている、また、これから終息に向かっていく状況にあるかなというふうに思います。

 さまざまな要因等については、今はまだ、現在進行形といいますか、この施設の状況というのは、最終的に全ての方々が健康に戻られて、そして、施設に戻っていくという状況になるためにはまだ時間がかかりますので、専門家の皆さんのご意見もいただきながら、どの時点でどういうことが問題だったのか、あるいは、どういう手だてをしておけば良かったのかというような、この案件についての検証といいますか、そういったことはあらためてする必要があると思っております。現時点では、まだそこまでの状況にはないというふうに思います。

STV

 分かればでいいのですけれども、アカシアハイツが通常運行する時期の見込みとかは出ていたりしますか。

市長

 最初の患者さんが出てから、ほぼ40日たって、先ほど申し上げましたように、応援スタッフの方に入っていただき、ゾーニング(区分け)をする、入院をしていただく、別な施設に入所していただくとかして、状況が少し落ち着いてきておりますので、今後、最終的には全員の方といいますか、治療が終わった方、回復をされた方が元の生活に戻っていく道筋を、どのようにこの施設を通常の状況に戻していくのかということについての段階的なスケジュール感というものを、施設のほうで計画を作って、きょうの夕方にでも公表するというふうに聞いております。

 そういった状況の中で、私どもの市としても、その計画がスムーズにいって、最終的に入所されている方々が元の生活に早く戻れるように、サポート、支援をしていきたいと、このように思っております。

 新型コロナウイルス感染症への対応について(3)

共同通信

 先ほどの昼のカラオケでの感染なのですけれども、これは、何カ所で何人発生していて、クラスターのようになっているのでしょうか。

市長

 必ずしも、その場所で感染したというまで特定できない方も結構いらっしゃいまして、感染された方の行動履歴をお伺いしていく中で、共通項として、カラオケを楽しんでいたということがあって、同じ日にその場で感染していればクラスター的な状況になるのかと思いますけれども、それらを含めて、今、保健所の方で、後で分かってきた複数の感染者の行動を、整理・分析をしている状況です。

 人数ですとか、それから、何カ所ぐらいの所でそういう(感染の)可能性があったのかということについては、あらためて、保健所の方から分析をした状況を報告させていただきたいというふうに思います。

共同通信

 このリンクありの「その他の活動」の25人の中に昼カラオケが含まれているという理解でよろしいのでしょうか。

市長

 「その他の活動」という中に、先ほど申しましたように、例えばスポーツをやっていたとか、カラオケをしていたという方もいらっしゃいます。

 そして、リンクなしということで、感染経路が追えないという方の中にも、どういう行動を取っていたのかということをお伺いした中で、十数人、お昼のカラオケをしていたという方がいらっしゃったという状況であります。夜のいろいろな飲食について注意をしてくださいという呼び掛けというのはいろいろな場所でされてきておりますけれども、実は、お昼にお酒を提供しない場所であっても感染をする可能性があるということで、とりわけ、このカラオケについては、札幌の場合だけなのか、ほかの都市でもそうなのかというのはちょっとまだ分かりませんけれども、今回の「その他の活動」の方とか、このリンクを追えない方の中にそういった行動歴の方がいらっしゃったということで、特に注意を呼び掛けたいということで、きょうお話をさせていただきました。

共同通信

 はっきりとした人数はまだ出されていないけれども、十数人ぐらいはいるような・・・

市長

 そうですね。特に、高齢者の方で、年齢別にいろいろ分析を今しておりますけれども、例えば、「その他の活動」の中で、50代より若い方はスポーツをしていたというようなところが多かったのですが、60歳以上の方のほとんどが、昼カラオケを何らかの形でしていたという報告がされておりますので、特に高齢者の方に楽しんでいただいているような場面で注意をしていただきたいということでお話をさせていただいたところです。数字等については、今、細かく分析しておりますので、あらためて保健所のほうから、そういった点についても報告をさせていただきたいというふうに思います。

 児童虐待防止に向けた取り組みについて(2)

HTB

 体制強化の中で、児童福祉司を9人、児相に増員したということなのですが、現状、9人にとどまっているという現状と、今後の人材確保策についてお聞かせください。

市長

 児童福祉司については、国の基準も変わりまして、令和4年度(2022年度)までに、人口3万人当たりに1人となりました。昨年までの基準ですと、札幌市は4万人に1人で49人ということだったのですが、最終的には、令和4年度までには68人まで増員しなければいけない状況にあります。

 今、58人の配置が済んでおり、経過措置が続いておりますので、令和4年度までにはこの68人を充足させていくという予定です。

 専門職でありますので、一度になかなか数が採れないという状況がありますし、例えば、同じ年に30人、40人、一度に採ってしまいますと、将来的な人事構成上もひずみが出てまいります。当然、資格を持った方もそんなに多くおりませんので、バランスを含めながら、順次、増やしていくという状況で、現在、9人ということですが、今後増やして、先ほど申しました国の基準まで持っていくという予定であります。

 児童虐待防止に向けた取り組みについて(3)

 東京2020オリンピック競技大会におけるマラソン・競歩競技の札幌開催について

朝日新聞

 2点伺いたいのですけれども、まず1点目は、あらためてちょっと重なる部分もあるのですが、詩梨ちゃんの事件で、市役所の体制を1年間振り返ってみまして、市長ご自身が見た中で改善されてきたなと思う部分と、今もちょっとありましたけれども、まだ足りないなというこれからの課題としてある部分を教えていただきたいのが一つ。

 それと、もう1点、ちょっと関係ないのですけれども、東京五輪の簡素化、来年(2021年)にやる場合に簡素化もという話が出ているのですが、(東京オリンピック・パラリンピック競技大会)組織委員会などから市のほうに何か連絡などが来ているか、あるいは、市のほうからちょっと問い合わせをしたりというようなことがあるのかどうか、この2点について教えていただければなと思います。

市長

 児童虐待防止の対応について、例えば、夜間・休日の対応ですね。詩梨ちゃんの事案のときに、警察からの通報があっても、すぐ児童相談所の職員が現地を確認しなかった、できなかったという状況があります。通報後の「48時間ルール」というものを徹底することですとか、夜間・休日も含めて職員がすぐ行動を取れる体制、これは、シフトを組みながら、今、職員体制も増強して、職員が対応するようにしてございます。

 それに加えて、詩梨ちゃんの事案のときには、区の保健センターでの乳幼児健診の時に、一定程度、そのリスクというものをつかむことができたのではないか、それを共有できていなかったのではないかということが指摘されておりました。

 そういう意味では、乳幼児健診の未受診対策についても徹底をする。受診されていない方は、連絡をして、電話が通じませんでしたで終わるのではなくて、必ず、現地を訪問するなどして、目で子どもさんの状況がどうかということを確認するというようなことも徹底をしてございます。

 児相のほうでも、今申し上げましたように、それぞれ察知するところがしっかり情報が共有できて、連絡体制が取れていれば防げたのではないかということについては、昨年来の取り組み、人員の増強によって対応できていると思います。

 今後の課題としては、先ほど言いましたように、まだ資格者が(最終的な)国の基準に達しておりませんので、もう1年、2年かけて、体制強化をしていきます。

 それと、10代の若い女性が妊娠をして子どもを持ったというところで、母子という観点ではなくて、若年層の人たちに対してどういう支援をしていけばいいのか。どうしても、子どもさんができて、母子という形で、その母と子の状況を見ていきましょうということになりますが、一歩離れて、未成年の子どもさんが子どもを持ったと見たときの対応、若い女性、若年層の人たちへのサポートというものについては、まだここはできていないという状況がありますので、若年層への支援体制というものを早急につくっていきたいと思います。

 今できていること、まだ足りないということについて、一部ではありますけれども、今お話ししたような状況かと思います。

 それから、2点目の東京五輪の関係でありますけれども、今、報道されているような状況について、とりわけ組織委員会等からの連絡はございません。

 3月の段階で東京2020大会が1年延期になりましたけれども、基本的には、2020年の大会の期間であったり、場所であることを踏襲すると、それを前提に調整をするということになっておりますので、先月(5月)末に、札幌ドームに関しては、今年と同じような時期の使用について、組織委員会のほうから事務的な連絡がございました。

 そして、本日、マラソン・競歩についても、すでに2020年で予定をしていた日時といいますか、同じ時期と場所の使用などについてのご依頼がございました。

 そういう意味では、今年想定をしていたベース、時期あるいは場所ですとかについての連絡はいただいておりますけれども、その中で、具体的にどういうものを効率化する、しないというようなことについては、現時点で何かお話をいただいているわけではなくて、今後出てくるものなのかなと思っております。

 そして、札幌市の立場としては、そういう会場を提供する一つの自治体と、共同で開催をする自治体という立場でありまして、全体のフレームは、やはり、JOC(日本オリンピック委員会)なり、東京都、それから、IOC(国際オリンピック委員会)の中で決められた事柄について、私どもは協力をしていくという立場になると思いますので、とりわけ、今回の案件で札幌市から組織委員会のほうに何か問い合わせをしているという状況はございません。

 新型コロナウイルス感染症への対応について(4)

HBC

 茨戸アカシアハイツの件でお伺いしたいのですけれども、先ほど、いわゆる原因の究明だとか検証について、この後やっていかれるというお話がありましたけれども、次のまた寒くなってくる時期があったとしたときに、第3波という可能性もあるとしたときに、検証というのはいつごろの見通しで、今、少し落ち着いてきているという状況がもしあるのであれば、今なのかなという気もするのですけれども、どういったようなスケジュール感で検証されていかれるご予定かというのがもしあれば、教えてください。

市長

 最終的に、先ほど申しましたように、もともと入所されていた方々が元の状態に戻る、そのために、今は応援の態勢でやっておりますけれども、その後、法人として人を確保して、通常の事業を進めていただかなければいけませんので、まず、それを優先させていきたいと思っています。この施設に関してはですね。

 ただ、この高齢者施設から、最初にご連絡いただいた時に、すでに陽性の方プラス10人以上の方が発熱をしているという状況がありました。そういう意味では、例えば、症状が変化された方がいらっしゃれば、早くご連絡をいただいて、感染しているのか、していないのかということを早期に確認して、万が一、感染者が出れば、従業員の方とか入所されている方を早く検査して確認をするということが必要だったのだろうと思います。

 そういう意味では、いろいろな施設、老人福祉施設がありますが、まずは感染予防についてそれぞれ徹底をしていただくということで、札幌市としても、これから、対応のガイドを作って各施設にお送りして、施設長さんなどの研修なども行います。そして、現地に専門家を派遣して、それぞれの施設の現場に応じたいろいろな感染対策というものを徹底していくという作業を並行してやっていきますので、次の感染拡大がこういった施設で起こらないようにしていくという対応を、検証を待たずにやっていく予定であります。

 それに加えて、ここの施設で起きた個別の理由・状況などについては、詳しく確認をして、ほかの施設で適用できるといいますか、共有できるものがあれば、その中に入れていくということになると思いますので、検証が終わらなければ次の対策が取れないということではなく、並行して進めていきたいと思っています。

HBC

 アカシアについて、いったん、療養が終わって入院から退院された方ですとか、最終的にはアカシアのほうに皆さんが戻るという環境がベストなのだと思うのですけれども、いったん、今、また別の施設で預かっているような形が取られていると思います。

 今、別の施設にまた戻ってこられる方が多くなってくると、そこの体制というのが、また第二のアカシアのような形になってしまわないのかということ、感染の状況もそうですし、あるいは、スタッフの方の疲弊ですとか、人員がそもそも足りるのかというところも気になる部分ではあるのですけれども、今、体制を整えている最中だとは思うのですけれども、そういった部分に関して、施設の方はもとより、市のほうで何か対策ですとか、こういったふうにしていくというような指導ですとか、そういったことというのは対策本部としても考えられたりするのでしょうか。

市長

 きょう、法人のほうで公表される今後のスケジュールなどについては、私どもの現地対策本部を窓口にして、こういう状況だと進められるでしょうということを公表していただくということです。

 それで、現状では、入院されている方、施設にいらっしゃる方、それから、陰性になって別な施設にいらっしゃる方ということで(分けられています)。入所されている方で、陽性の方あるいは、疑いのある方も、仮に、発症といいますか、症状が変われば、入院をしていただくということになりますけれども、そうでなければ、だいたい2週間ぐらいすれば落ち着いてくる、陰性になってくるという状況がありますので、2週間、3週間のある程度スケジュールを見ておけば、大部分の方が回復をしていくのではないかというふうに思っています。

 そういう状況の中で、今の施設を、やはり、少し人を動かしながら、消毒をしていって、クリーンなエリアを順次作っていくというようなことをしていかなければいけないでしょうし、体制のほうも、今は応援態勢になっていますけれども、その後、職員として採用して確保していただくということも必要になってまいりますので、そういったもろもろのこと、ハード面・ソフト面については、引き続き、札幌市としてもサポートしていきたいと思っています。

HBC

 先ほどの昼カラオケですとかスポーツ環境での感染が少し見つかったというお話がありましたけれども、札幌市のほうとして、例えば、そのときにマスクをしながらカラオケをしてくださいですとか、スポーツのときにこういうことに気を付けてくださいですとか、一定の何かラインですとかお願いみたいなものを出していくという指針もあるのでしょうか。

市長

 例えば、カラオケの業界さん、あるいは、そのスポーツジムの業界さんで、それぞれの施設なり利用者の方に対してお願いをしている(感染防止対策の)ガイドラインというのもありますので、それらを参考にしながら、札幌市としても、例えば、歌うときも本来であればマスクを外して歌いたいということなのでしょうけれども、完全に距離を取れないとか、あるいは、アクリル板などを使って閉鎖できないようなときだとマスクをして歌ってくださいとか、マイクは消毒してくださいというような、それぞれの生活・行動の場面で、こういった行動を取ってくださいということを、より分かりやすい形でお示しをして、個別の注意喚起というものをやっていきたいと思っています。

 新型コロナウイルス感染症への対応について(5)

NHK

 東京のほうなんかでは、特に夜の繁華街なんかで感染者が増えているという話も出ているのですけれども、今週、初めて休業要請解除後の週末を迎えるということで、あらためて市民へのメッセージなんかをお願いできたらなと思います。

市長

 東京では、また、夜の街での感染者が増えているということでありますので、そういった状況について、私どもも、札幌も繁華街を抱えておりますので、そこは注意をして見ていかなければいけないなというふうに思っています。

 ただ、すすきの地区では、すすきの観光協会が通常の飲食店よりもより詳細な独自のガイドライン(新型コロナウイルス感染症防止対策マニュアル)を作って、協会としても確認をしながらやっていきましょうという取り組みをされておりますので、そういう感染拡大の防止策をしっかり取り組んでいる状況、それから、そういうお店をやはり市民の皆さんに知っていただいて、できるだけそういう感染対策を取っているお店を利用していただくというようなことなども呼び掛けていきたいと思います。今はまだ、6月18日までは接待を伴う飲食店ですとかライブハウスなど、過去にクラスターが発生したようなお店については、特に注意をして慎重な対応をお願いしている状況でありますので、引き続き、その時点までは慎重な対応を引き続きお願いしたいと思います。

NHK

 一部報道のほうで、北海道のほうで、コロナの感染対応に当たった職員に1日最大4,000円の手当を支給されるというような話が出ていまして、似たような話、似たような支給手当ということで、札幌市のほうでも同じようなことを考えられているということがあればお願いします。

市長

 今回、例えば、職員自体が感染の対策(をしながら)軽症者用の療養施設に交代で従事するなど、医療機関以外でもそういった職員がおりまして、それらの市職員の特殊勤務手当の条例(札幌市職員特殊勤務手当条例)を改正(について提案)しているところで、同様の措置を取っていきます。

 新型コロナウイルス感染症への対応について(6)

北海道新聞

 今週から外出自粛が解除されて、夜の街にも少し人が戻っているようですが、店のほうに聞くと、いまだにゼロ人、お客さんがゼロ人の日もあるというお店も多々あるようです。そのあたり、市民の行動に関しての受け止めなどがあればお願いします。

市長

 やはり、まだまだ札幌でも、(感染者の)数が少なくなってきているとはいえ、毎日、数人、新たな感染者が出ております。そういう状況のほかに、例えば、東京などでは、また少し増えてきたというような報道が毎日のようにされますので、多くの市民の皆さんには、まだまだ安心感というのがないのではないかというふうに思います。安心して外出ができる、お店を利用できるという状況にはまだなっていないのかなと思います。

 そういう意味では、お店が開いたとしても、やはり、元の状態に戻っていくためには、全体の安心感というものを、高めていかなければいけないと思います。

 先ほど、ちょっと注意をしていただくようなことも申し上げましたけれども、今までは何でも自粛をしてください、行かないでくださいというお願いでしたけれども、これからは、それだけではなくて、注意をして行動してくださいという具体的な注意のお願いをしていかなければならない時期だと思います。

先ほどのような、例えば、カラオケの利用ですとか、そういった場面場面において市民の皆さんに注意していただく事柄をできるだけ分かりやすくお願いしつつ、世の中の全体の安心感を高めていかなければ、なかなかお店のほうに戻っていただける状況にならないのかなと思っていますし、きちんと対策を取っていただいているお店はそういうことを前面に出していただいて、「(『新北海道スタイル』)安心宣言」のお店というようなことを周知していくという必要があるかなと思っています。

北海道新聞

 少し長期スパンのお話なのですけれども、札幌市に限らずですが、観光客の誘致などに今まで重きを置いた政策を取られていたかと思うのですけれども、現状で言うと、コロナの終息がはっきり見えない中で、人を呼び込む、MICEもそうですけれども、そういった長いスパンの戦略などについての見直しですとか、そういったところへの見通しを教えてください。

市長

 基本的な考え方というのは、やはり、北海道は、札幌を含めてですけれども、北海道の生産地という状況、農業は別ですけれども、2次産業が少ないというような、こういった経済構造からすれば、やはり、この観光、外から人に来ていただいて地域としての経済力を高めていくという方向性は、これは変わらないというふうに思っています。

 そういう意味では、一日も早く人の動きをつくれるようにしていかなければいけないという状況でありますけれども、ただ、その人の流れを待つということではなくて、先ほど申し上げましたように、例えば、飲食をされる所は感染拡大(の恐れ)もあるので心配だというようなことに対しては、こういう対策を積極的にしっかり取っているお店は安全ですよというようなことも含めて、それを表示するとか、やはり安心して来ていただく体制づくりというのも重要だと思っています。

また、この新型コロナウイルスとの関係で、今、テレワークですとか、いろいろな新しい仕組みといいますか、社会経済の状況がありますので、それにマッチするような、例えば、ホテルの中にテレワークができるような通信環境を整えるというようなことですとか、そういった次の展開に資するような政策、例えば、支援をするというようなことも考えられると思うのですね。ですから、少し中長期に、ただ状況を待つということではなくて、積極的に打って出られるところは、今からも準備をしていくということを考えていかなければいけないと思っています。

北海道新聞

 先ほど、飲食店、きちんと対応しているところは前面にステッカーなどというようなお話かと思うのですけれども、それに関しまして、市の政策では、500店を対象に(支援する)というお話があったかと思うのですけれども、札幌の飲食店はもちろん500店に限らずなので、そのあたり、ほかの飲食店に対してどのように支援をする、500店以外にどのように支援をされていくのですか。

市長

 やはり、すすきの観光協会の取り組みというのは一つのモデル事業でありますので、そういった同じような取り組みをほかのお店に広げていくということが必要だと思っています。すすきのの取り組みが非常に効果的だという状況を早くつくって、ほかに横展開をしていくというようなことも考えていきたいと思います。

北海道新聞

 市長の冒頭のご発言で、必ずしも、カラオケで感染したと特定はできないがというふうにおっしゃっていました。ただ、きょういただいた資料には、高齢の方の昼カラオケでの感染も発生していますというふうに言い切りの形になっているのですが、念のため、確認させていただきたいのですけれども、感染したという特定はできているのでしょうか。

市長

 (特定)できていない方も多いということでありまして、そういう意味では、先ほど話しましたように、どこかの場所でクラスターとして同時期に発生したというところではないですけれども、行動履歴の中でそういった行動を取っている方がいらっしゃるということです。ですから、例えば、複数人が同じ場所で発生していれば(カラオケで感染した)可能性が高いというところもあると思いますが、そうでないところも結構ありますので、必ずしも特定ができないということでお話をさせていただきました。

北海道新聞

 つまり、きょうのお話というのは、カラオケは、大きな声を出したりとか、マイクを共用するとか、感染リスクを高めるというか、そういった蓋然(がいぜん)性が高い所だから注意を呼び掛ける、そういう狙いでよろしいですか。

市長

 はい。

 

 

 この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)

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