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更新日:2019年6月13日

施政方針「私の市政への思い」

皆さま、こんにちは。札幌市長の秋元克広です。
本日6月13日の令和元年第2回定例市議会本会議で、施政方針をお話しさせていただきました。
その概要をご紹介させていただきます。

施政方針「私の市政への思い」(概要)

私たちの街・札幌は、3年後の2022年に市制施行から100周年という大きな節目を迎えます。市制施行時に12万人余りであった人口は、アジアで初となる冬季オリンピック札幌大会の開催を経て大きく飛躍し、今や196万人を擁する大都市へ発展を遂げました。

そのような中、札幌は、人口減少、少子高齢化といった重大な課題に直面しています。

札幌市の人口はここ数年のうちに減少局面に転じると見込まれており、高齢化率の更なる上昇も見込まれています。特に、歯止めのかからない少子化に加えて、20歳代の若年層について、就職などを契機とした、首都圏を中心とする道外への転出超過が続いていることもあり、15歳以上65歳未満の生産年齢人口については既に減少に転じている状況です。

また、平成の時代は、昨年の北海道胆振東部地震をはじめとした大きな地震や、大雨などの自然災害に多く見舞われた時代でもありました。

加えて、1972年の政令指定都市への移行期を中心に、集中して整備が進められてきた、道路などの都市基盤や学校などの公共施設が、今後一斉に更新時期を迎えるなど、財政負担が増加する見通しです。

このような厳しい時代においては、これまで重点的に進めてきた、質の高い安定した雇用を創出することや、子育て世代に対する支援を充実・強化することなどにより、若い世代が地元で就職し、結婚し、安心して子どもを産み、育てていける街を創っていくことが何より重要です。

加えて、今後は、更に増加が見込まれる高齢者が、この札幌でいつまでも元気で活躍し、介護や福祉サービスなどを必要に応じて受けることや、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる、そんな街を創り上げていくことが求められています。

さらには、都市基盤等の一斉更新に合わせ、都市の強靭化を進め、災害等に強い、いつまでも安心して暮らし続けられる持続可能な街を構築していく必要があります。

私が描く未来のさっぽろ

  • 「誰もが安心して暮らし生涯現役として輝き続ける街」
  • 「世界都市としての魅力と活力を創造し続ける街」

これまでの100年間、私たちの街・札幌は、様々な時代の変化や困難を乗り越えながらも、先人達の努力によって成長を続け、世界に誇る都市に発展いたしました。札幌の街が次の100年も魅力と活力を創造し続ける街であることを目指して、2つの未来の札幌の姿を実現していきます。

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