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犯罪のない安全で安心な地域を目指して
~犯罪被害に遭わないための地域防犯講座~
2月27日(火曜日)午後6時から、豊平区民センター(平岸6条10丁目)で、豊平区主催による「犯罪被害に遭わないための地域防犯講座」が開催された。
これは、区内で昨年12月に、区役所の職員を名乗る者からの還付金詐欺が疑われる不審な電話が多発したほか、刑法犯認知件数が大幅に増加していることを受け、還付金詐欺をはじめとした特殊詐欺や、侵入犯罪の手口・心理や行動を知り、被害に遭わない防犯対策を学ぶために開催されたもの。豊平警察署生活安全課の柳瀨賢(やなせ・けん)警部補、進栄ロックサービス株式会社の髙橋進(たかはし・すすむ)さんを講師に迎え、豊平区民ら約70人が参加した。
柳瀨警部補からは、電話やメールでお金の話をされたら詐欺を疑う、在宅時でも留守番電話に設定しておくなど、特殊詐欺の被害に遭わないための対策を紹介。固定電話には「犯罪防止のため録音します」というアナウンスが流れる防犯機能付きのものがあり、犯罪者は声が残るのを嫌がるため、アナウンスが流れた時点で切電し、被害防止に繋がることを参加者に語りかけた。
髙橋さんからは、侵入盗の手口や防止ポイントについて、具体的な方法や場所についてわかりやすく解説。また、窓ガラスを叩いて破壊する実演では、参加者から選ばれた男女2名が3種類のガラスを叩き、普通のガラスに比べ、いくら叩いてもなかなか粉々に割れない防犯ガラスを見て、会場からは驚きの声が上がっていた。
参加者は、「なるほど」とうなずいたり、メモを取ったりするなど真剣に講師の話に耳を傾け、防犯に対する考え方を深めている様子であった。
講座終了後のアンケートでは、「いつ被害にあうかわからないので、具体的な話が聞けてためになった」「固定電話の防犯機能を実践しようと思う」「窓ガラスを叩いて破壊する様子は、普段あまり目にする機会がないので、防犯対策を行う上でとても参考になった」といった感想が寄せられた。
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