ホーム > 手稲区の紹介 > 手稲山の魅力 > 令和5年度「ていね山映画祭」 > ていね山動画コンテストに向けて(映画監督・佐藤智也さんメッセージ)
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『ていね山映画祭』で上映予定の短編映画『7月の約束』を制作した佐藤智也(さとう・ともや)監督から、ていね山動画コンテストに向けて映像作品を作る方へ、メッセージをいただきました!
──監督は短編映画『7月の約束』の撮影をしているなかで、どんな手稲区の特徴を感じられましたか。
佐藤監督
地元の人よりも地元以外の人によく知られたところがあるんだなという感じがしました。ギターコレクションで有名なカフェのマスターがおっしゃっていたことですが、「手稲よりも地方から、わざわざ音楽ファンが来るんだ」って。撮影もそういうところを回ったように思います。
──撮影地選定にあたって佐藤監督のこだわりはありましたか。
佐藤監督
やっぱり手稲山の風景と主人公二人の心情の変化をちゃんとドラマに組み込みたいと思いました。
映画の中で主人公二人が登山するわけですけれども、その中で二人の心情が変わるんですよ。急坂は二人の心が荒れている場面で使おうとか、手稲山の風景と心情をミックスさせようと努めました。
──映画の見所は手稲山ということですか。
佐藤監督
そうですね。手稲山の山頂には地上から見てもアンテナが立っていて分かりやすいので、映像としても映える使い方ができました。
──ていね山動画コンテストでは、手稲区内で撮られた映像作品を募集しています(※2023年10月2日まで)。佐藤監督はコンテストの審査員を務めることとなりますが、どんな応募作品をご覧になりたいですか。
佐藤監督
やっぱり手稲山のような基本を押さえているもの、そして、隠れた名店とか隠れた農産物を見れたら面白いなと。
──王道の手稲山と、隠れた名所が見たいと。
佐藤監督
マニアックなものを(笑)。
──それは区民しか撮れないかもしれませんね。
──佐藤監督から、映像作品を作るアマチュアの方へメッセージをお願いします!
佐藤監督
今はスマホがありますから、映像を撮ったことのない人の方が少ないくらいです。なので、自由にやりたいことをやっていいのではないかなと。そのうえで、それを人に見せたいのであれば、何か工夫が必要だと思います。
──工夫といいますと。
佐藤監督
自分が満足するだけではなく、人に見せるということになると、何かをプラスしていかないといけない。ドラマを作るのであれば、見ている人が感情移入できるように、キャラクターの心情が分かるような撮り方をする必要があります。
映像制作は正解・不正解がある世界ではないので、やりたいようにやるのと、人に見せるなら人に見せる方法を考える。それぞれによって作り方を考えるべきだと思います。
──ありがとうございました!
佐藤智也
大学在学中より映画制作に関わる。初の16ミリフィルム作品『マレヒト』(’95)は第2回みちのく国際ミステリー映画祭オフシアター部門準グランプリ、続く『L'Ilya イリヤ』(’01)がゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞を受賞。日中韓合作で作り上げた『湖底の空』が、ゆうばり国際ファンタスティック2020で悲願の初グランプリに輝く。22年には『DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない』でホラーではないゾンビ映画という新境地を切り開いた。
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