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2月19日(日曜日)午前10時から、はちけん地区センター(八軒6条西2丁目)で、第4回「子どもが伸びるチャンスをつくろう、活かそうフォーラム」が開催され、約100人の地域住民らが集まりました。
これは、八軒中央地区青少年育成委員会が中心となって構成される八軒中央地区の教育力向上協議会(通称:八軒中央すまいるネット、石井光郎(いしい・みつろう)会長)が主催したものです。同協議会が掲げる「地域の子どもは地域が育てる」という考えに基づき、地域住民が青少年育成の大切さに気付き、育成活動に参加するきっかけにしてほしいとの思いで開催しており、今年で4回目を迎えました。
第1部では、活動事例発表として青少年育成アドバイザーや保護司として活躍している八軒中央地区の谷口広子(たにぐち・ひろこ)さんが登壇。「紙芝居で伝えたいこと」と題して、子どもたちにも身近になっているスマートフォンについて、その危険性や上手な使い方を実例を交えながら紙芝居で紹介しました。「子どもたちはもちろん、地域の皆さんにもこのような状況を知ってもらうことが大事です」と訴える谷口さんの話に、子どもも大人も真剣に耳を傾けていました。
第2部は、東京五輪女子ソフトボールの金メダリストで、八軒中央地区出身の山本優(やまもと・ゆう)さんが登場。「ソフトボールと私」をテーマに、決して恵まれた環境ではない中で、金メダルを獲得するまでに至った過程を熱いメッセージとともに講演しました。また、山本さんとの「おしゃべりタイム」では、「小学生の時にはどういう自主練習をしていましたか」「どうしたらボールを怖がらずに取れますか」「ソフトボールで何かを成し遂げたいと思ったのはいつですか」など、小学生から大人まで思い思いに質問し、山本さんの貴重なアドバイスや裏話に目を輝かせていました。
最後は、山本さんが夢と勇気と希望と感動を与えてくれたことに感謝を込めて、石井会長から「あなたの雄姿は八軒の子供たちに大きな希望を与えてくれた」という言葉とともに「Golden Dream(ゴールデン・ドリーム)賞」が山本さんに贈呈されました。フォーラム終了後は、山本さんの金メダルに触ったり、記念写真を一緒にしたり、来場者との交流を深めていました。
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