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着物

戦争柄の羽織裏(全体)

戦争柄の羽織裏(柄拡大)

昭和6年(1931年)の満州事変以降、戦時色が濃くなってくると、日露戦争時の軍人たちを英雄視する風潮が醸成されてきて、特に昭和9年(1934年)まで長生きした連合艦隊司令官の東郷平八郎などが「ありがたい存在、大スター」とされ、着物柄としては一番人気で多く刷られました。羽織は男性にとってのおしゃれ着で、裏地に時代を反映する「日露役奉天戦」の大山巌(おおやま いわお)司令官が奉天城に入城する場面の絵柄が刷られています。札幌でも市民の間に流行しました。原作は鹿子木孟郎(かのこぎ たけしろう)が描いた油絵「日露役奉天戦」です。

札幌市 乾 淑子氏提供

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