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日中戦争や太平洋戦争のころになると、空襲などに対して、一般市民がどのように防空への備えをすればよいか、詳しい本が出始めました。これらの本には焼夷弾の種類や防空壕の作り方などが書かれています。
江別市 西田 秀子氏提供
防空教科書は、札幌市が昭和19年(1944年)に刊行し、各公区(町内会のこと)で回覧しました。陸軍大佐による編集で、灯火管制、防火、防毒、救護などを解説しています。防空必勝の誓いには、「私達は御国を守る戦士です。命を投げ出して持場を守ります。・・・これは決して自分の生命、自分の財産を守るという利己的なものではなく、国を守る崇高な気持ちである。(抜粋)」とあります。
札幌市公文書館蔵
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