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ホーム > まちづくり・地域の活動 > 清田区オリジナルビール > 本当の意味での「地ビール」への発展

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更新日:2019年3月20日

本当の意味での「地ビール」への発展

3月に入り、一気に春めいてきました。

先日、コラムで紹介したSapporoWinterBeerFestivalは前売券が完売し、北海道ビアトピアは実行委員会が当初に用意したビールが初日で売り切れ寸前となるなど、それぞれ大成功を収めました。

特にクラウドファンディングが見事に成功し、北海道ビアトピアで提供された、厚真町産ハスカップを副原料に月と太陽BREWINGの森谷氏が醸造したビール「あつまみらい」は、日曜日には時間制限がかかるほどの人気で、クラフトビールの力を感じるとともに、復興を支援する熱い想いを感じたところです。

さて、その北海道ビアトピアの中で、清田区役所窓口における婚姻届提出第1号の坂巻氏(Maltheads)による講演会が開催されました。

講演の中で坂巻氏が、「1994年の酒税法改正により、一時は全国的なブームとなった地ビール。ただこのときに醸造されたビールは、本当の意味での地元のビールとは言えないものも多かった。その結果、いったんはブームが去ってしまった。今は、2000年代のアメリカにおけるクラフトビールの広がりの影響を受けた新たなクラフトビールブームが再燃している。このブームは盛り上がっているが、まだ足りない面がある。今後、第2の地ビールブームへと繋げるために重要なのが、地元のビールになることだ。その土地で取れた素材を活かす、本当の意味での『地ビール』へと発展していくことで、単なるブームに終わらず、文化へと繋がっていく。日本国内でも特に北海道は、<ビールの本場>である地域と気候や植生が近いという利点がある。ビール造りにおいて、まだまだたくさんの可能性を持っている。その土地で取れた素材を活かすという点が、農業王国である北海道の優位性を高めることになる。」と述べられました。

つまりは、単なる味わいが多様な面を強調したビールとしてではなく、地元で取れる素材を活用した『地ビール』として発展していくことが求められているということでしょうか。特に、北緯43度線の話題でも紹介したように、北海道は、世界のビールの本場と同じ緯度帯にあり、地の利を持っています。

きよたマルシェにおける清田区オリジナルビールの取り組みは、2017年に、坂巻氏が監修し、森谷氏が醸造した「札幌市清田区20周年記念LAT43」に始まり、2年目である2018年には、清田区有明で農業を営む大西氏が生産したエラン種のイチゴを副原料とする「StrawberryAlesForever」に繋がりました。清田区で取れた素材を用いたビールへと発展したことは、まさに、本当の意味での『地ビール』へと進化していったと言えます。今後も、この流れを大事にしながら、都市型農業を営む清田区内農家と連携して、毎年のように『地ビール』を提供していくことができれば、一つの文化になっていきます。

2度あることは3度あるではないですが、秋のきよたマルシェに向けて、現在、新しいビールの醸造を含め、坂巻氏や森谷氏と打ち合わせを進めている最中です。今年も、きよたマルシェは2019年9月に開催予定。4月以降、新たなイベント紹介も含めて、きよたFan倶楽部で情報提供がはじまります。楽しみにしていてください!

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札幌市清田区市民部総務企画課

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