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更新日:2024年4月10日

ドグェラヒヒ「ゆうこ」の病状について

ドグェラヒヒの「ゆうこ」

【2024年4月10日(水曜日)掲載】

ドグェラヒヒ「ゆうこ」(42歳・メス)の病状についてお知らせします。

ドグェラヒヒ「ゆうこ」は、4月10日(水曜日)の朝になって、前日まで見られなかった食欲不振、活動性の低下、ふらつき等の症状が認められたことから、麻酔下で検査を実施したところ、以下のような異常が認められました。

1 腹腔内(おなかの中)の大きな腫瘤

2 肝臓の腫瘤

3 重度の炎症を示す血液検査の結果

4 細菌感染を伴う腹水の貯留

腹腔内に見られた腫瘤(体や臓器にできる塊)は、腫瘍である可能性が高く、また、全身に細菌の感染も起こしていると考えられるため、抗生剤や抗炎症剤の投与などの治療を実施しました。

現在の「ゆうこ」の状態は意識がはっきりせず、起き上がることができない状態が続いており、危険な状態です。かなりの高齢個体であり、引き続き「ゆうこ」の状態を見ながら、適切に看護、治療を実施してまいります。

4月10日 超音波検査:腹腔内の腫瘤

4月10日 超音波検査:腹腔内の腫瘤と腹水

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