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【令和6年(2024年)2月1日掲載】
ニホンザル「てつ綺(き)」の治療経過についてお知らせします。
「てつ綺」は1月20にサル山内で他個体との激しい闘争により、四肢に重症を負い、現在、園内動物病院に入院中です。現在も、ケガに起因する細菌等による感染と組織の壊死(えし)により厳しい状況が続いています。
今後については、毎日麻酔をかけて傷の処置を行います。ただし、予後としては非常に厳しい状況であり、引き続き「てつ綺」の健康状態を見守りつつ、最善と考えられる治療を実施していく予定です。
※壊死(えし):組織や細胞が死滅してしまう状態を指す。血液供給が途絶えたり、感染が進行したりして、生きている組織が機能を失い、最終的には壊れてしまう現象。
治療経過は以下の通りです。
【治療経過】
2024年1月20日:サル山内で他の個体との激しい闘争により、「てつ綺」は四肢に重傷を負う。同日、急遽入院し、園内動物病院での治療を開始。その際、てつ綺の活力が著しく低下していることが確認された。
2024年1月23日:前肢、後肢に細菌等による重度の感染があったため、縫合と感染組織の除去を目的とする手術を実施。
2024年1月24日:元気と食欲が回復傾向になる。
2024年1月28日:立ち上がりづらい様子が確認される。
2024年1月30日:麻酔をかけて傷の状態を確認したところ、四肢全体で感染が進行しており、皮膚・骨格筋が壊死していることが判明した。壊死部分の治療のため再手術を実施。
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