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更新日:2020年4月28日

新施設「ゾウ舎」が完成しました!

ゾウ舎

 平成29年3月から熱帯動物館跡地において、新施設「ゾウ舎」を建設しておりましたが、平成30年9月20日に「ゾウ舎」が完成しました。

 一般公開は平成31年春頃を予定しておりますが、同施設の特徴などについて紹介いたします。

 ※ゾウ舎を計画・設計するにあたっては、札幌市立大学デザイン学部に多大なるご協力をいただきました。

施設の構成について

 「ゾウ舎」は大きく分けて、屋外放飼場、屋内放飼場の2つのエリアに分かれています。

 屋内放飼場では、陸のステージ、水のステージ、トレーニングゾーンなどから観覧することができます。

屋外放飼場1 屋外放飼場2

屋外放飼場

屋内放飼場2

屋内放飼場

屋内放飼場

屋内見取り図

 

施設の特徴等について

(1)ゾウが生き生きと暮らすことができる環境

 ・ゾウは砂浴びを好むことから、屋内外の放飼場とも、床材に砂を採用しています。

 ・ゾウの健康維持で重要な水場を確保するため、群れで水浴び可能な屋外プールを設置しています。

 ・冬期間は室内で暮らすゾウの水場確保のため、国内初となる屋内プールを設置しています。

屋内放飼場

屋外プール

屋内プール

屋内・屋外ともに、床材には砂を採用

健康維持のためにも重要な屋外プール

目の前でゾウが泳いでいるところを

見ることができる屋内プール(水のステージ)

 (2)ゾウ本来の姿を観察し、わかりやすく学ぶことができる施設

 ・屋外観覧施設は、敷地勾配、放飼場のレベル差を利用して、様々な角度から観察可能です。

 ・屋内観覧施設は、ゾウの水中歩行の様子をガラス越しに観察できるゾーンや、教育プログラムを実施するレクチャールームを設置しています。

屋外放飼場

レクチャールーム

サイン

屋外放飼場は様々な角度から観覧可能

レクチャールーム(陸のステージ)では教育プログラム等を実施予定

壁面には解説サインも充実

 (3)積雪寒冷地に対応できるゾウ飼育にふさわしい施設

 ・外断熱やトップライト、ミスト装置等を採用し、温度、湿度、採光等に配慮しています。

ミスト装置

屋内放飼場ではミストを発生させることが可能

 (4)ゾウと人の安全に配慮した飼育方法の採用

 「ゾウ舎」では、飼育担当者はゾウがいるスペースには入りません。飼育担当者は、柵を隔てた状態でゾウと接し、健康管理を行う「準間接飼育」を行います。

トレーニングエリア

トレーニングエリアでは、専用の扉からゾウに耳や足をだしてもらい、削蹄や採血に慣れるためのトレーニングを行う様子を見ることができます。

 

 

このページについてのお問い合わせ

札幌市円山動物園

〒064-0959 札幌市中央区宮ケ丘3番地1

電話番号:011-621-1426

ファクス番号:011-621-1428