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更新日:2019年1月9日

所蔵資料特別展「松浦武四郎 北へのまなざし」

展示内容

蝦夷地を6回調査し、”北海道の名付け親”として今日まで語り継がれる松浦武四郎―――hokkaido150logo

今回、北海道150年、松浦武四郎生誕200年を記念して、中央図書館が所蔵する、
自筆史料を含む貴重な松浦武四郎資料を一挙公開します。

展示チラシ(PDF:965KB) 展示リスト(PDF:411KB)

 

11月24日(土曜日)には、関連の講演会を開催します。こちらもぜひご参加ください。2018syozoutenjigazo
講演会「松浦武四郎と北海道」<終了しました>
※開催結果のページに移動します







 

松浦武四郎「蝦夷漫画」より

展示期間

  • 平成30年10月11日(木曜日)~12月11日(火曜日)

展示場所・時間

  • 場所:中央図書館1階展示室
  • 平日:8時45分~20時00分(ただし休館日は17時00分まで)、土日祝日:8時45分~17時00分

展示概要

  • 第1章 松浦武四郎の旅
    文化15(1818)年、伊勢国一志郡須川村に生まれた松浦武四郎は、『名所図会』を愛読し、本のなかの景色をこの目で見たいと東北から九州まで日本中を旅し、26歳の時、長崎の津川文作から蝦夷地のロシア南下の危機を知り、蝦夷地に興味をもち、その様子を明らかにして多くの人に伝えるため、調査することを決意しました。

    展示パネル(PDF:3,632KB)
  • 第2章 蝦夷地調査
    28歳から41歳にかけ、13年間に計6回の蝦夷地調査を行いました。1~3回は個人として、4~6回は幕府の役人として調査に行き、151冊の日誌(報告書)にまとめました。

    展示パネル(PDF:6,604KB)
  • 第3章 多気志楼物の流行
    6度の蝦夷地調査で得られた情報をもとに日誌・地図など執筆活動を進め、伝説などを交え創作した内容、有名な絵師たちによって描かれた挿絵は、「多気志楼物(たけしろうもの)」として人気を博し、江戸、大阪、京都で流行しました。

    展示パネル1.(PDF:1,651KB) 展示パネル2.(PDF:7,192KB)
  • 第4章 武四郎とアイヌ民族
    蝦夷地調査から見えてきたアイヌ民族への仕打ちなど、日誌(報告書)のなかで松前藩を批判したため、武四郎は命を狙われることになりますが、執筆活動を続けます。同郷の先輩・村上島之允(秦憶麿)の絵を下敷きに、武四郎自ら絵を描き『蝦夷漫画』を出版しました。

    展示パネル(PDF:2,219KB)
  • 第5章 新政府への登用と任務
    武四郎は、蝦夷地に詳しい知識をもつ人物として大久保利通に推薦され、開拓使に登用されます。蝦夷地の改称、国郡名の設定を任務として与えられます。明治2(1869)年8月15日、蝦夷地は北海道と改称し、国名・郡名は武四郎が提出した案のほとんどが採用されました。

    展示パネル(PDF:2,091KB)
  • 第6章 晩年
    開拓使を辞職した武四郎は、執筆活動、出版、旅など精力的に活動を続けていました。長年にわたり武四郎が収集した古物について、『撥雲餘興』という図録にまとめ、各地を旅して出会った人や物、情報など武四郎の人生を象徴した「一畳敷」という書斎を建築し、死後その古材で遺体を焼き、骨を大台ケ原に埋めて欲しいと願い、明治21(1888)年、東京の自宅で71歳の生涯を終えました。

    展示パネル(PDF:6,574KB)

展示風景

 

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