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更新日:2019年11月26日

札幌市の図書館が Library of the Year 2019 「大賞」及び「オーディエンス賞」をダブル受賞しました

 去る令和元年11月13日(水曜日)、「Library of the Year 2019(ライブラリー オブ ザ イヤー2019)」の最終選考会が行われ、札幌市の図書館政策と昨年10月に開館した札幌市図書・情報館が、道内初となる「大賞」のほか、「オーディエンス賞」を受賞しました。
 改めまして、日ごろ札幌市の図書館をご利用いただいている皆さま、また、運営にご理解、ご協力いただいている皆さまに深く感謝申し上げます。
 札幌市の図書館は、職員一人ひとりがこの受賞を励みに、今後も市民の生活や創造的な活動を支える生涯学習の場として、皆さまに親しまれ、活用していただける「知の拠点」の実現に向けて、引き続き努力してまいります。
 これからも、皆さまのご利用をお待ちしております。

Library of the Year「大賞」、「オーディエンス賞」の受賞について

令和元年11月13日(水曜日)、「第21回図書館総合展」(会場:パシフィコ横浜(横浜市))において、優秀賞受賞の4団体によるプレゼンテーションが行われ、図書館に造詣の深い複数の審査員による投票で道内初となる「大賞」が、また、会場参加者による投票で「オーディエンス賞」がそれぞれ選ばれ、いずれも札幌市が受賞いたしました。

受賞の様子

 

【優秀賞受賞理由】(令和元年10月2日主催者発表全文)
 札幌市では近年、電子図書館、大通カウンターでの図書の貸出・返却、えほん図書館の開設と政令指定都市の中でもトップクラスの図書館サービスを提供している。
中でも、昨年開館した札幌市図書・情報館は、わずか1500平方メートルという面積に新たな利用者層も取り込み、開館1年足らずで100万人の来館者を獲得した。「はたらくをらくにする」という明確なコンセプトを生かすため、本の貸出を行わず、レファレンス・サービスを重点的に行い、 日本十進分類法を配架に使わないなど、すべてが職員の工夫によって行われている。このことは計画的に職員を育成したことによって成り立ったと思われる。
本来の図書館ネットワークが完成しているまちにおいて、何らかの図書館機能を特化させるというサービスの進化形を具現化したものであり、札幌市の優れた図書館構想が、この図書・情報館や市民への図書館サービスを誕生させたことを評価した。

参考

Library of the Year(ライブラリー オブ ザ イヤー)について

  • 「Library of the Year」は、これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行っている機関に対して、NPO法人 知的資源イニシアティブ(IRI)が授与している賞であり、2006年以降、毎年審査・表彰が行われています。

  • 2019年は、9月18日に選考会が開かれ、札幌市のほか、恩納村文化情報センター(沖縄県)、県立長野図書館(長野県)、京都府立久美浜高等学校図書館(京都府)の計4団体が優秀賞に決定しています。
  • 「大賞」は、毎年11月に開催される「図書館総合展」(図書館をテーマとした大規模な展示やフォーラムを実施するイベント)における最終審査で決定されます。
  • なお、道内の図書施設では、2008年に恵庭市立図書館が優秀賞を受賞しています。

札幌市図書・情報館について 

  • 「はたらくをらくにする」をコンセプトに、WORK(仕事)・LIFE(暮らし)・ART(芸術)・札幌の魅力発信の4分野に特化した課題解決型図書館で、2018年10月7日に札幌市民交流プラザ(創世スクエア)に開館しました。