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「札幌水道VR」は、普段は入ることのできない水道施設を、自分の意志で360度自由に視点を動かして映像体験できるもので、水道について、子どもから大人まで幅広い世代に楽しみながら学んでいただけます。
また、「さっぽろアクアガーデン」「札幌水道フェスタ」などのイベント会場では、専用のゴーグルを装着して視聴できる「札幌水道VR体験コーナー」を設け、たくさんの方に体験していただいています。
これらの取組を評価していただき、第60回全北海道広告協会賞「インタラクティブ部門 優秀賞」を受賞しました!
(授賞式:令和2年7月2日)
<評価コメント>
「普段は入れない場所を”冒険”しているような感覚は、疑似的だとしても、実際に”体験”して”知識”を得られるもので、森や川へ冒険に行った少年の頃の気持ちを思い出させてくれる」
今後も、分かりやすく、楽しみながら水道について知っていただけるような取組を進めて参ります。
定山渓ダムは、昭和50年代に発生した大洪水への対策と、急増する人口に対応して、豊平峡ダムに次ぐ札幌市第二の水がめとして建設され、平成元年に完成しました。主に「洪水調節」「水道用水」「水力発電」の3つの用途があります。紅葉の美しい下流園地から、ダムに沿って上昇しダム湖に向かう動画を、ドローン映像でご覧いただけます。
札幌の水道は、豊平川、琴似発寒川、星置川・滝の沢川を水源としています。このうち豊平川は、その98%をまかなう最も重要な河川で、札幌市最大の浄水場である白川浄水場も、豊平川の水から水道水を作っています。白川浄水場へ水を取り入れる「取水堰」と、その上流にある「百松橋」や豊平川の様子をご覧いただけます。
白川浄水場は、昭和46年(1971年)に通水し、市内の人口増加とともに拡張や整備を行ってきました。現在は、第1・2・3の3つの浄水場で構成されていて、65万立方メートル/日の浄水処理能力を持つ札幌市最大の浄水場です。白川浄水場の第3浄水場にある、水の中の汚れや濁りを薬剤をつかってかたまりに(フロック)にする「フロック形成池」と、フロックを沈める「沈でん池」の様子をご覧いただけます。
白川第3送水管は、白川浄水場から平岸配水池と清田配水池まで水道水を送る送水管で、送水ルートの多重化や耐震化を目的として、全長約17kmに及ぶ新設が令和元年5月に完了しました。貴重な完成前の工事現場における、直径180センチメートルの送水管が入るトンネル整備の様子をご覧いただけます。
平岸配水池は、送水管から運ばれた水道水を貯める施設で、札幌市にある4つある基幹配水池の中で最大の規模となります。配水池を出た水道水は市内に張り巡らされた水道管をとおって皆さまのもとへ届きます。普段は、水道水で満たされている配水池の内側をご覧いただけます。
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