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ホーム > 手稲区“まちのできごと”紹介 > まちのできごと2023(令和5年度) > 貴重なスズランが自生する公園を歩く~富丘西公園自然観察会

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更新日:2023年5月31日

貴重なスズランが自生する公園を歩く~富丘西公園自然観察会

スズランを観察する参加者たち資料を使って解説を行う笠氏自生のスズラン自生のスズラン

5月28日(日曜日)午前10時から、富丘西公園(手稲区富丘4条5丁目~5条5丁目)で「自然観察会」が開催されました。これは、地域の人々にスズランをはじめとした同園の自然に親しんでもらうとともに、貴重な植物の保全の取り組みやその大切さを知ってもらおうと、手稲区土木部維持管理課の主催で毎年行われているもので、この日は13人が参加しました。

同園では、例年5月下旬から6月上旬にかけてスズランが見ごろを迎えます。市のシンボルフラワーとして札幌市民にはなじみの深いスズランですが、普段目にすることができるのはほとんどが外来種のドイツスズランで、在来種のニホンスズランの群生が確認されているのは市内でも同園のみとなっています。ドイツスズランは葉より上で花が咲くのに対し、ニホンスズランは葉の下に隠れるようにひっそりと咲くのが特徴で、可憐な花姿が地域の人々に愛されています。維持管理課では、この貴重な植物の群生地を維持しようと、専門家や地域の人々と協力し、保全活動を行っています。

この日は、同園のスズラン保全活動にも専門家として携わっている有限会社緑花計画の笠康三郎(りゅう・こうざぶろう)氏の解説を聞きながら、約1時間30分をかけて園内の散策を行いました。

笠氏からは、スズランの群生がこの地で発見されてから現在までの経緯のほか、スズランの生育を阻害する周囲の草木を定期的に刈り取るなどの保全活動の状況が語られました。その後、園内を移動しながら、同園の森林の成り立ちや、特徴的な植物の生態、今年の開花状況などの解説が行われました。

参加者は、さまざまな植物の前で足を止め、じっくりと観察したり、写真を撮影したりしながら、思い思いに同園の自然を楽しみ、貴重な植物を保全することの大切さに思いをはせているようでした。

イベントの最後には、維持管理課が今年の同園の保全活動の予定を紹介し、参加者に対して、草刈りや大掃除などへの参加もお願いしたいと呼び掛けていました。

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札幌市手稲区市民部総務企画課

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