• ホーム
  • 折々の手続き
  • 手稲区の紹介
  • まちづくり
  • 施設の案内

ホーム > 手稲区“まちのできごと”紹介 > まちのできごと2022(令和4年度) > スズラン保全の大切さに思いをはせる~富丘西公園自然観察会

ここから本文です。

更新日:2023年1月18日

スズラン保全の大切さに思いをはせる~富丘西公園自然観察会

写真1:自然観察会の様子  写真2:自然観察会の様子 写真3:自然観察会の様子 写真4:自生のスズラン

5月29日(日曜日)午前10時から、富丘西公園(手稲区富丘4条5丁目~5条5丁目)で「自然観察会」が開催され、近隣住民ら23人が参加しました。これは手稲区土木部維持管理課の主催で毎年行われているものですが、感染症の影響で令和2年度および3年度は中止となったため、3年ぶりの開催となりました。

同公園は、市内で唯一の日本スズランの群生地があり、地域の人々の保全活動によってそれが維持されています。日本スズランは、一般的なドイツスズランと異なり、葉の陰にひっそりと花を咲かせる姿が風情を感じさせます。園内の保全区域では、5月下旬頃から6月上旬にかけて、日本スズランの清楚な美しい姿を楽しむことができます。

この日は、同園のスズラン保全活動にも専門家として携わっている有限会社緑花計画の笠康三郎(りゅう・こうざぶろう)氏が解説を行いながら、園内の散策を行いました。まず、スズランの保全区域内で、この地での日本スズランの群生を発見してから現在までの経緯や、周囲の草や樹木の繁茂によりスズランが衰退してしまうため、定期的な草刈りなどの保全活動が重要であることが語られました。その後、園内を移動しながら、特徴的な植物の生態や今年の開花状況などの解説が行われました。

参加者は、草木に触れたり写真を撮影したりしつつ、雨上がりのみずみずしい植物の観察を楽しみました。

数年ぶりに参加したという女性は、「同じ公園でも前年の天候の影響などで毎年見られる植物が変わるから、何度参加しても楽しくて勉強になる」とにこやかに話していました。

なお、同園のスズランの保全活動は平成16年から富丘丸山町内会を中心とした地域住民と手稲区土木部によって行われており、平成25年にはその功績が評価され、同町内会が「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞。今年も秋にかけて帰化植物の抜き取りや草刈りなどの保全作業が定期的に行われる予定となっています。

このページについてのお問い合わせ

札幌市手稲区市民部総務企画課

〒006-8612 札幌市手稲区前田1条11丁目1-10

電話番号:011-681-2432

ファクス番号:011-681-6639