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令和7年11月3日(月曜日)、電力障害により東西線で欠行が発生いたしました。
ご利用のお客様に大変ご迷惑をお掛けいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
令和7年11月3日(月曜日)午後3時6分頃
東西線 南郷7丁目駅~新さっぽろ駅間
1 停電が発生した原因
調査の結果、大通駅~バスセンター前駅間(西行線)の架線と付近の天井に焦げた跡があり、溶けたアルミバルーン(風船)が発見された。
また、ホームの録画映像を確認したところ、バスセンター前駅にて旅客が持っていたアルミバルーンが風に飛ばされトンネルに入っていった状況が確認されたこと、停電と同時刻にアルミバルーンが発見された付近の天井で火花が飛び散る状況が確認されたことから、このアルミバルーンが飛ばされ電車線に接触しショートしたことで、南郷、大谷地、新さっぽろの3変電所の安全装置が作動し停電したものと推定。なお、各変電所は点検の結果、異常がないことを確認済み。
2 地下鉄車両が自走不能になった原因
大通駅~バスセンター前駅間(西行線)の架線付近で発生したショートにより線路を通じて広範囲に電流が流れたことで、在線中の12列車中5列車で車両電源機器を保護するための安全装置が作動し、一時的に車載バッテリーへの充電がなされない状況となった。
本来は安全装置が作動した場合、車載バッテリーの消耗を防ぐための操作や作動した安全装置の解除操作が必要だが、運行できなくなった2列車ではこの操作が行われなかったことにより、車載バッテリーが上がり自走不能に至った。
1 停電について
ホームページや掲示物等を用いて、アルミバルーンが停電の原因となることを利用者に周知し、管理の徹底を呼びかける。
また、今回のアルミバルーンのような運行に影響を及ぼす物体がトンネル内に侵入したことが確認された際の対応方針を定め、関係職員に周知する。
2 バッテリー上がりの原因となった操作について
安全装置動作時の取扱いについて、あらためて関係職員の教育を行う。
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