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白石こころーど(旧白石サイクリングロード)の正式名称は「道道札幌恵庭自転車道線」。現在、札幌コンベンションセンター(札幌市白石区東札幌6条1丁目)から、厚別川に架かる虹の橋(札幌市白石区南郷通21丁目南)を渡って白石区を抜け、さらに、厚別区を通り、JR北広島駅まで続いています。
この白石こころーどは、昭和48年9月に廃止された旧国鉄千歳線跡地でしたが、白石区民の「市民の憩いの場にして欲しい」という強い要望により、翌年8月、自転車・歩行者専用道路として生まれ変わりました。
今では、サイクリングやジョギング、犬の散歩などを楽しむ多くの人が行き交う、区民に親しまれる憩いの場所となっています。
また、白石区では、これまで以上に全ての利用者にとって安全で安心な道路を目指そうと、平成26(2014)年秋に、自転車優先の印象を受けやすい「白石サイクリングロード」という愛称を変更するために、区民などから新しい愛称を募集しました。
1,750点の応募の中から、区内の小・中学生や若者などによるワークショップや区民による投票、地域住民や有識者などが参加した最終選考を経て、平成27(2015)年に「白石こころーど」という新しい愛称が決まりました。
※写真と白石こころーどマップ、区間距離表は、クリックすると大きな画像でご覧いただけます。
白石こころーどの魅力は、市街地にあるにもかかわらず、交差点がアンダーパス化されており、自転車も歩行者も信号などで止まることなく安全に快適に通行できるところです。
このため、サイクリングやジョギングはもちろん、小さな子どもたちの遠足やマラソン大会などにも利用され、多くの区民の健康づくりやレクリエーションの場としても役立っています。
また、沿道には、みのる公園や万生公園、白石東冒険公園のほか、あずまやなどがあり、休憩しながらのんびりと散策を楽しむこともできます。
さらに、この白石こころーどの大きな魅力として挙げられるのが、季節の移ろいを身近に感じられることです。
まず、春には万生公園前などの桜が満開となり、続いてライラックの花があちらこちらで見ごろを迎えます。夏には、青々とした緑のトンネルが現れ、秋になると白樺やイチョウの葉が徐々に色づき、見事な紅葉が区民の目を楽しませます。
環状通に架かる「環状夢の橋」。6月下旬ごろから見ごろを迎える環状通沿いのローズアベニューが見下ろせます。
皆さんは東札幌1条2丁目から6丁目までの区間にある「ふれあいの並木道」という名前をご存知でしょうか。
ここは、昭和56年5月、東札幌町内連合会の地域住民が、自ら憩いの場をつくり、この区間を円山公園や月寒公園などに劣らぬ桜の名所にしようと、白石区ふるさと会と協力して整備した場所です。当時は、地域住民、ボランティアなど約500人が参加し、関山桜の苗木120本を植樹しました。それ以降、現在に至るまで、水やりや冬囲い、ごみ拾いなども、地域住民が協力して行っており、美しい桜の名所の一つとなっています。
また、沿道には、このほかにも地域住民の手によって整備され、色とりどりの季節の花に溢れている花壇なども数多く点在しており、白石こころーどの魅力アップに一役買っています。
東札幌1条6丁目にある「ふれあいの並木道」の看板。この通りには桜のほかにもイチイ、モンタナマツ、白樺、ナナカマド、ライラック、ツツジなどが植えられています。
白石こころーどは、道路交通法上、進行方向に向かって歩行者は道路の右側に、自転車は左側に寄って通行することとなっています。
また、おおむねの通行区分を示すために、図のように道路上に「中央線」と「外側線」を表示し、区間によっては、自転車・歩行者のマークと進行方向を示す矢印も表示しておりますので、それぞれの区分で通行してください。
進行方向に向かって自転車は中央線の左側近くを走行し、歩行者は右側の外側線(路肩)寄りの通行をお願いします。
並んでの走行、歩行はしないでください。
自転車は、信号などで止まることなく快適に走行し続けることができる一方で、スピードの出し過ぎによる走行マナーの悪さを指摘されています。歩行者優先の観点から歩行者との安全な間隔を保ち、徐行を心掛けてください。他の利用者に対する思いやりを持って利用しましょう。
空き缶やペットボトルなどのごみは各自持ち帰るようにしましょう。また、ペットの「ふん」は、ビニール袋などを持参し、飼い主が、責任を持って始末しましょう。
区役所では、区内のウオーキングコースを紹介したパンフレット「白石区ウオーキング&健康づくり施設MAP」と、市内のサイクリングコースを紹介した「さっぽろサイクリングマップ」を配布しています。
また、「SAPPOROTRAFFICNET札幌の道ナビ」では、道路に関するさまざまな情報を掲載しておりますので、ぜひ、ご覧ください。
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