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ホーム > まちづくり > 白石区ふるさと会 > 白石区中学生の主張発表会 > 『あだ名禁止問題』で感じたこと

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更新日:2024年1月31日

『あだ名禁止問題』で感じたこと

私は時々、スマートフォンでネットニュースを見ますが、とあるニュースが目に止まりました。近年、友達を「さん付け」で呼び、あだ名を禁止する小学校が増えているそうです。理由はいじめにつながるケースがあるからだとか。ジェンダーへの配慮、尊重の考えなどもあって、なるほどとは思いましたが、私はこの校則には反対だと感じてしまいました。理由は大きく分けて二つあります。

一つ目は「さん」を付けることによって友達との不要な距離感が出来てしまうと思ったからです。気軽に話したい時でも、堅苦しく感じてしまうのではないでしょうか。小学生ならなおさらだと思います。親しき仲にも礼儀ありという言葉がありますが、あだ名や呼び捨ての禁止は見当はずれではないかと感じました。何より小さい子のささいな言動すら禁じてしまうことは荷が重くなってしまいます。禁止するのではなく、品のないあだ名を付けないようにお互いが思いやるべきではないでしょうか。二つ目の理由はあだ名で救われてきた人も居るということです。私が見たニュースの記事や別の記事に「本名が嫌いだったのであだ名に救われてきた」という人や「小さい頃にキラキラネームで悩んでいる友達があだ名で呼ばれると嬉しそうにしていた」というような人が沢山居ました。記事の文面からその人達の思いが読み取れました。あだ名はキラキラネームに悩む人を救う側面もある事が分かりました。禁止することそれは間違っているのではないかと思います。第一さん付けをしてもさん付けのままでいじめられる可能性だってあります。そうしたケースも世の中のどこかには存在するはずです。また子どものお手本となるべき大人でも職場などでいじめが起きる事があると聞きます。お互いの呼び方だけを変えてもいじめを根絶できるわけではないのでこのルールはやりすぎではないかと感じました。

私はいじめを無くする為にもっとできる事がないか考えてみました。私が考えた最適解は心の余裕を作りいじめをする気持ちをなくせるほどの趣味を持つ事と、やりがいのある課題に没頭しその環境で暇を作らない事ではないかと思います。人はまず自分の身の周りのことを優先するはずですから趣味や課題で自分なりの充実した日々を過ごせていればいじめをするような事はなくなるのではないか、優しさを知り、心の余裕を作れば人に当たって退屈を埋める行いをする事は減るのではないか、と私は思います。誰かが満足して生きている誰かが不満を抱えて生きていることも、ある意味不平等だと感じます。大人だけが気をつける問題でも子どもだけが気をつける問題でもありません。大人と子どもが上手く協力していくことで、良い環境を築くことができるのではないでしょうか。いじめ減少につながるかは確かではありませんが、色々な人が過ごしやすくなることはとても大切だと思います。

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