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私は中学二年生になり後輩もできるなど、一年生のときとは違い勉強・部活・人間関係、さらに生徒会役員にもなり、それらに励むようになったので毎日がとても忙しくなりました。次第に「勉強はやりたいけど生徒会でまだ残っている仕事をやらなきゃ……。」など、自分が優先してやりたいことを後回しにする機会が増えていきました。そのため私は、授業で分からない問題はその場で解決をしたり、10分休みや昼休みの空いた時間に生徒会行事のシナリオを考えたり暗記したりと、とにかく少しの時間を見つけて今までよりも早く終わらせることを頑張っていきました。
このような意識をして行動をしているうちに、私は少しの空いた時間で勉強や息抜きができるようになり、時間に余裕がもてるようになりました。そのおかげで生徒会の仕事をテキパキと終わらせたり、成績も良くなったりと、なんだか少しだけ自分に自信がもてるようになりました。
私が、なぜここまで変わったのか。私は考えました。それは時間を有効に使えるようになったからではないか、と。こう気がついた次の日から、私は時間の使い方について深く考えるようになりました。
まず、時間はみんなにとって「平等な資産」です。誰もが同じ二十四時間を与えられていて、一日に同じ限られた時間をもっています。だからこそ「今」この時間を大切にしなければならないと思います。しかし、ついつい時間を無駄にしているのではないでしょうか。もしかしたらあなたかもしれないし、周りにもいませんか。例えば、身近なことで言うと、提出日がせまっているのにも関わらず、「まだ時間があるからギリギリにやろう。」とか、親に〇〇しなさいと言われているのに、「後でやるから。」と、言い訳をして時間をとても無駄にしてしまっていることが。
時間の使い方は、これからの人生を形作る重要な要素だと思います。さきほどの例のように時間を無駄に過ごしたり、適切に活用しなかったりすることは、将来やりたかったことができなくなってしまったり、今日一日頑張ったぞという達成感や成果にも影響を及ぼします。
このように、私たちは自分の時間の使い方に対して少しずつでもよいので真剣に考える必要があると思います。いきなり今までの生活を変えるのは難しいと思うので、身近なことからやっていくと良いと思います。例えば、勉強したいけれどテレビやスマホを見たいという欲に負けてしまうのであれば、電源を切ったり、ここまで終わらせたらやろうとゴールを決めたり、一日に一つでもよいのでこのような自分なりの目標を考え、それに基づいて時間を使っていけば充実した生活を送ることができると思います。
自分にとっての「時間の価値」を考える人と考えない人とでは今後の人生が大きく変わると思います。これをやっておけば良かったと思っても遅く、時間はさかのぼりません。時間は貴重な資産ではありますが、一度過ぎたらもう二度と戻ってはこない資産でもあります。
このような資産である時間の一秒一秒を有効に大切に使うために、自分が今、無駄にしている時間はないのかを見つめ直すことが必要だと私は思います。
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