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柏丘中学校2年 守山明花
みなさんは、言葉を大切にしていますか。私は最近、『死ぬ』だとか『厳しい』であるとか、そんなネガティブな言葉が流行り言葉のように使われていることを疑問に思っています。ネガティブな言葉は本来、相手の気持ちを暗くしたり、自信を失わせてしまうはずです。そんな言葉が軽く使われていることに抵抗を感じている私は、良い意味で言葉ってすごいと思った経験をお話していきます。
私は習い事で高校生の先輩とチアダンスをやっています。その中の一人に話しかけづらい先輩がいました。ある日のこと私と何人かの中学生の準備が遅く、全体から後れを取ってしまったのですが、その先輩だけは私達を気にかけ、手伝ってくれていました。私はその後、その先輩に「さっきは私達のことを待っていてくださりありがとうございました。」と少し緊張しながら伝えると、その先輩は、「全然だよ。」と笑顔で答えてくれました。私は勇気を出して感謝の言葉を伝えたことで、その先輩との距離を一気に縮めることが出来て、気軽に話せる存在になりました。感じたことを言葉にするのが苦手であった私にとって、この出来事は大きなものでした。この事を通して私は、些細なことでも素直に言葉で伝えるということを大切にしてきました。
そういう思いを強くもつようになっていく中で学校生活では合唱コンクールがありました。学級の指揮者であった私は、良いと思ったところをみんなに分かりやすい言葉で伝えることを意識して取り組みました。例えば、「ここが上手。」「とってもいいよ。」などと具体的にその良さを伝えることで、学級の合唱がどんどん上手くなっていくことが手に取るようにわかり、手ごたえを感じている自分がいました。その結果、学級には今までになかった一体感も生まれて、当日は最高の合唱を歌うことが出来、金賞という栄誉に輝くことも出来たのは、私のこれからの人生においての財産となりました。仲間が「君が指揮者でよかった。」「君のおかげ。」と伝えてくれ、簡単な言葉でも明るい気持ちになり、更なるエネルギーとなることを実感しました。また、「必ず上手くいく。」「金賞が取れる。」と口にすることで、自分を信じることが出来たように思います。
これは私がある本で読んだ内容ですが、神社の御神体の中に鏡があり、自分を移す鏡が祈る自分の目の前にあるのは、「鏡の前で誓いを立てる。」という古代中国からの考えが根底にあるようです。このことから私が感じたのは、自分の思いや伝えたいことを言葉にすることで願いは叶うものであり、自分自身の行動に責任がもてるようになり、いろいろなことに信じる力が生まれてくるということです。人間は、言葉と信じる力で行動を変えていける唯一無二の存在であるということを私たちはもっと、自覚してポジティブな言葉によって、良い未来を実現させる担い手になるべきであると考えます。
私は最初にネガティブな言葉が流行り言葉の様に使われていることに疑問に思うと述べました。死を意味する言葉を簡単に使い、本来は人を傷つける言葉を簡単に投げかけてしまうことを危惧したからですが、このことは、本当に大事な時に使われなければならない言葉も適切な使い方や誤った使い方をしてしまうことで言葉の力を失ってしまうことになるとも考えたからです。
今、世の中はたくさんの技術が進化し続けています。二千六十年までには、AIが人間を超えるとまで言われています。しかし、どんなに科学が進化しようとも私たちには、人の心というものがあります。「人の心」を進化させるのは、まさに言葉を大切にするということなのではないかとわたしは思うのです。
私たちの未来をもっとあたたかいものにするために、私は、勇気を出して素直に気持ちを伝えてみること。言葉のもつ力をもっと強く感じて、表現してみることを心がけていきたいと思っています。
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