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更新日:2026年3月16日

一人の私、集団の私

北白石中学校2年 柏民柚季

私は、集団でいることが苦手です。

集団の中にいると「周りに合わせなければいけない」と思い込んでしまい、自分の思い通りに過ごすことが難しくなるからです。一人でいれば、自分の意志で行動ができ、自分のペースで生活することができます。また、誰かに合わせる必要がないので、精神的にも楽だと感じます。

もともと私は集団にいると「みんながいいと思った方がいいかな」と周りの意見に合わせることや、「自分の意見を押し通す必要はない」と思って、自分の意見を口にしないことが多くありました。

そういったことから、私は集団というものに対して、どこか居心地の悪さを感じていたのです。

しかし、ある経験を通して、私は少しずつ変わり始めました。

そのきっかけとなったのは、生徒会です。集団が苦手な私ですが、「みんなが学校に行きたいと思えるような環境を作りたい」という気持ちから、生徒会役員になることを決意しました。

特に印象に残っている活動があります。それは、学校にスノーキャンドルを作るという活動です。

この活動は、雪を使って自然と触れ合うことをテーマにしており、当日に向けて、ポスターを作成したり、テレビ放送で作り方を紹介したりと、様々な準備を行いました。

当日、私は作る手伝いや、着色料の管理など、いくつものサポートをしました。

その中で強く感じたのは、これらのことは、私一人では絶対にできなかったということです。

「一人じゃできないことも、生徒会のみんながいたからこそ、成功した。」

その経験が、私の中にあった「集団は不自由で辛いもの」というイメージを、「みんなで何かを成し遂げるって、楽しい」という新たな感覚に変えてくれました。

他にも、こんな経験がありました。いじめ防止キャンペーンで掲示するポスターのデザインを話し合っていたときのことです。

一つの案で決まりそうになっていたのですが、私は自分なりの案を思いつきました。以前の私なら、きっとそのまま黙っていたと思います。

しかし、「自分が言わなければ何も変わらない」と思い、勇気を出して意見を伝えてみました。その結果、私の案が採用されることになったのです。

この経験から私は「言わなければ変わらない」という大切なことを学びました。

もちろん、生徒会では意見がぶつかることもありますが、今は前よりも居心地が良くなったと感じています。それは、自分の意見を出せるようになったからです。

同調するだけでは、何も前には進みません。

意見を出し合うからこそ、新しいアイデアが生まれ、より良い方向へと進んでいけるのです。

私は今、こう感じています。

集団にいることの意味は、自分の関わり方次第で大きく変わる。

周りと協力し、自分の意見を伝える中で、コミュニケーション能力や協調性が育まれていく。

つまり、集団はただ「みんなで何かをする場」ではなく、「自分自身を磨く場」でもあるのだと。

私は今も、失敗しながら経験を積んでいます。

一人ではできないことも、仲間と一緒にいるからできる。意見を伝え合うことで、互いに認め合い、学び合う。

集団の力とは、そうした経験の積み重ねなのだと思います。

これは、これからの社会を生きていくうえでも欠かせない力です。そして、今の中学校生活は、その練習の場でもあるのだと、私は考えます。

一人でいたからこそ、気づけたことがあります。でも、集団にいたからこそ、変われた今日があります。

「一人の私」ではわからなかったことを、「集団の私」が教えてくれました。

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