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更新日:2026年3月16日

戦争はなぜ繰り返すのか

幌東中学校3年 増田開斗

ロシア、ウクライナ、ガザ、イスラエル。これらの国や地域の共通点は何だと思いますか?これらは、今この瞬間も戦争をしている国のほんの一例です。現在、紛争している国を合わせると36カ国にも及ぶと言われています。これは世界の国の内約6カ国に1カ国が戦争していると言うことになります。

僕が戦争に興味を持ったきっかけは、とある合唱曲です。

僕は合唱部に所属しています。中学2年生の時に戦争が題材の「花を探す少女」という曲を歌うことになりました。初めてこの曲を聴いたとき、あまり歌詞に注目していませんでした。しかし、歌詞の考察をしていくと、その曲は戦争によってお母さんが死んでしまった少女が木も草も花もない場所でお母さんにあげる花を探しているということがわかりました。この出来事をきっかけに僕は戦争について考えるようになりました。

その出来事を今回思い出し、考えてみたところ、一つの疑問が浮かびました。子供の頃はおもちゃを取られたり、時には手がでたりして喧嘩をした時、最終的には大人が間に入ってお互いにあやまって仲直りをし、また楽しく一緒に遊び始めることが多いです。なのになぜ子供よりも経験豊富で相手のことを考えることができる知恵を持っているはずの大人は、そうした「仲直り」ができずに戦争や喧嘩を繰り返してしまうのでしょうか?

その理由の一つに国同士の対立は、子供の喧嘩とは比べものにならないほど複雑だという点が挙げられます。そこには何世代にもわたる民族や宗教などの違い、戦争や支配されてきた歴史などがあるからです。しかし、その根底にあるのは、「もっと領土を手に入れたい」「豊かな資源を得たい」「相手の宗教や考え方が気に食わない」といった指導者たちの私利私欲などなのではないでしょうか。

もう一つの理由に戦争に勝てば、多額の賠償金や土地、高い地位などを手に入れることができる、というのもあると思います。実際、日清戦争では、今の価値で言う20兆円(大谷選手の現在の年俸約2000年分)を受け取ったことで日本の近代化が進んだり、領土が増えたり、世界から認められるきっかけになったりしました。しかし、負けた方は土地、お金、誰かの大切な人、全てがなくなってしまい、憎しみが生まれます。さらにその戦争によって、豊かな自然は破壊され、それにより動物や植物などの生態系までもが破壊されてしまいます。

例えばベトナム戦争では、大量の枯葉剤が撒かれたことで、九州全体に近い面積のジャングルが荒れ果てたり、枯葉剤の毒が大地や水に浸透してしまいそこに住む人たちの体にまで悪影響を及ぼしました。戦争が終わってから数十年が経った今でも、がんや遺伝子の異常による重い障害を持って生まれてくる子供たちが後を絶たないのです。このように、戦争は、その周りの人々や兵士だけではなく、まだ生まれてもいない子供たちにも影響を及ぼしてしまいます。

もし、また戦争が繰り返され、第三次世界大戦が起こったら世界はどうなると思いますか?

今では、長崎や広島に落とされた原爆の数千倍の力を持つ兵器や、AIを搭載・活用した、人の心なんて全くないドローン兵器などの恐ろしい兵器がたくさんあります。もし再び戦争が起こって、これらの兵器が使われた時、世界はとんでもないことになることでしょう。第二次世界大戦後の日本のように10年後に奇跡の復興なんて事はあり得ない。自然は放射能に汚染され、生態系は破壊されてしまい、地球は到底住めない星になる結末が待っていると思います。

しかし、人間である以上争いをなくすことはできないと思います。人間には相手の物を自分だけのものにしようとする独占欲などのいろんな欲があるのでそれを制御するのは不可能に近いです。しかし、全く何もできないわけではありません。

では、どうしたらいいのでしょう。僕は、戦争より身近ないじめや喧嘩などを解決し、なるべく起こさないことが重要だと思います。こうすれば、相手の立場になって考える力や互いに納得し平和的に解決する力などが身につき、戦争について興味はわかなくても自然と平和な考え方に近づいていくと思ったからです。小さな思いやりや優しさがやがて大きな戦争を止める力になると信じています。

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