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私は去年の秋頃から生徒会拡大役員として活動しています。役員会として活動する中で何度も学校のきまりについて考えることがありました。そこで、私が主張したいのは、なぜきまりが必要なのか、なぜきまりを変えるのには時間がかかるのかの二つです。
まず、一つ目、なぜきまりが必要なのかです。私は道徳の時間に、きまりの必要性について学ぶことがありました。そして私はその授業と日頃の生活を通して、きまりが必要な理由は、すべての人々に平等な権利、生活を与えるためだと思いました。もし、他の人に迷惑をかければ罰せられるというような決まりがなければ周囲のことなど気にせず好き勝手なことをする人だけが得をするような世の中になり、不平等になってしまいます。そのため、きまりはすべての人が平等に生活していくためには絶対に必要なことだと思いました。
二つ目は、なぜきまりを変えるのには時間がかかるのかです。なぜ、このように思ったのかというと去年学校内で校則を変えるために生徒たちにどのように校則を変えてほしいかアンケートをとりました。すると「髪の毛が肩についたら縛る」という校則を「髪の毛が肩についてもおろしてよい」というように校則を変えてほしいという案が生徒会へ提出されました。これに対して生徒会の返答は、次年度へ引き継ぎ検討するとのことでした。頭髪に関する校則で変更されたものもあるのに、なぜ、髪の毛をおろすことは次年度へ引き継ぎ検討することになったのか疑問をもったので、私なりに理由を考えました。
まず、多様な価値観があるためです。髪の毛をおろしてもよいと校則を変えることに対して、私は、おろしたり、縛ったりできることはヘアアレンジを楽しめてよいと感じます。しかし、一方で床に髪の毛が落ちることや食べるときに清潔ではないと感じる人、運動する場面では縛った方がよいと感じる人などさまざまな感じ方があると思います。髪の毛をおろすことをよいイメージで捉える人もいれば、悪いイメージでと捉える人もいるということです。
さらに、今の校則を守っていない人がいるため、守っている人の中には損をしたような気持ちなっている人もいます。今の校則はすべての人にとって平等な校則ではないことも理由になると考えました。
以上のことから、校則を変えるときには、多様な価値観が認められる校則でなければなりません。また、一部の人だけが得をしたり、損をしたりすることがない校則でなければなりません。時間をかけ、より多くの人に関心をもってもらい検討することで、校則を守ることが互いを認め合うことや平等な生活につながることを理解してもらえることになるので、検討に時間を要すると考えました。
この二つのことを考え、私は全ての人が平等であり、きまりを守っている人が絶対に損をしないものに変えていくことが重要であり、きまりをしっかり守って生活していくことを一人一人が意識して日常生活を送ることが大切だと考えます。学校の校則を守ることはもちろん、学校外の守るべきルールを認識し、守って生活を送ることが大切だと感じました。
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