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みなさんは毒親というものを知っていますか。と、いう私も最初は何となく知っていただけでした。そんな私が毒親についてもっと知ろうと思ったきっかけがあります。それはテレビで流れていたニュースでした。なんか面白いことでもやっていないかなぁ。なんて軽い気持ちで見始めました。その次の瞬間、私は衝撃を受けました。そこにはなんと幼い子どもが虐待死という恐ろしいニュースが流れていたのです。私はそのことがきっかけで毒親のことをもっと知ろうと思い毒親の定義を調べました。皆さんもぜひ自分や親に当てはめて考えてみてください。
まず、毒親とは簡単にいうと「子どもに悪影響を及ぼす親」です。そんな毒親は大きく分けて3タイプいます。一つめのタイプは「過干渉型」です。このタイプの毒親は子どもの部屋に勝手に入ったり子どもの友人関係やプライベートなどに過度に干渉してきます。二つめのタイプは「過保護型」です。このタイプの毒親は子どもの代わりになんでもしてあげるので自立できない子どもになりやすいです。三つめのタイプは、「支配・管理型」です。このタイプの毒親は自分の思いどおりにならないときに子どもに対して殴る、蹴る、刃物で切り付けるなどの暴行や子どもの人格や存在を否定する言葉を言い放つことで子どもを無理矢理従わせようとします。このタイプの毒親はただ子どもをしつけているだけだと考えている人が多いのも特徴です。
これらのような毒親に育てられると悪い影響を受けやすいです。例えば自己肯定感が低い、依存傾向が強い、嫌われることを極端に恐れるなど様々な悪影響があり、子どもの人生にも大きくかかわってくる大問題です。人によっては一生苦しみ続けることになります。なので、毒親からは絶対に逃げましょう。
では、そんな毒親から逃げるためにはどうすればいいでしょうか。方法の一つとしては周りに助けを求めるということです。「助けて。」その勇気ある一言で状況は一気によくなるはずです。ひどい場合は、いっそ友だちや祖父母の家に逃げ込みましょう。難しいことですが、存在する希望を捨てるより絶対いいと思うのでぜひやってみてください。大丈夫です。あきらめさえしなければ、必ずあなたを助けてくれる人が見つかります。
私が毒親について話した理由は、毒親によって苦しめられている人が多いと感じたからです。そう感じて色々調べた結果、深刻な影響があると知り、何もしないわけにはいかないと思いました。なので、私はそんな毒親に苦しめられている人を少しでも減らしたい、救いたいと思い毒親について話をしました。
最後に一つ、親の方々にお願いがあります。それは、子どもの意見を、権利を尊重してあげてほしいのです。なぜなら子どもは親の所有物でも奴隷でもない、一人の立派な人間なのですから。
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