11月12日(水曜日)14時から、西区民センター(西区琴似2条7丁目)で、西区合同オレンジカフェが開催され、地域住民約60人が来場しました。
オレンジカフェ(認知症カフェ)とは、認知症の方やその家族、専門職だけでなく、地域住民など誰もが気軽に集える交流の場です。この日は、区内のカフェの雰囲気を体験してもらおうと、西区役所と区内地域包括支援センターが合同カフェを企画し、区内に8カ所あるオレンジカフェのうち5カ所が合同でカフェスペースを開きました。
会場では、最初に各カフェのスタッフと「札幌認知症の人と家族の会」の下村笑子(しもむら・えみこ)監事から普段の活動内容の紹介があった後、ステージで「コミュニティカフェふうしゃ」のふうしゃ楽団によるミニ演奏会が開催されました。演奏会では、優しい音色のオカリナとギターの合奏や歌謡曲の弾き語りが披露され、会場全体が温かい雰囲気に包まれました。
カフェタイムでは、来場者が提供された飲み物を飲みながら、同じテーブルの方やスタッフとの会話を楽しんだり、相談コーナーで専門の職員に認知症の相談をしたり、パネル展示を見たりと、思い思いの時間を過ごしました。
会の終盤には、西区オリジナルの介護予防体操「エコロコ!やまべェ誰でも体操」を実施。参加者全員が体を動かしながら、笑顔で交流を深めました。
参加者からは、「オレンジカフェは、認知症の方もそうでない方も一緒に楽しめるのですね」、「色々なカフェの話が聞けて良かった。今度、近くのカフェに行ってみたい」といった感想が聞かれ、今回の合同カフェを通じて、つながりを持てる場所を体験するとともに、認知症への理解を深めていた様子でした。