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ホーム > 西区ニュース > JFE条鋼株式会社豊平製造所×西区役所~親子で学ぼう!西区SDGs工場見学会

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更新日:2025年11月1日

JFE条鋼株式会社豊平製造所×西区役所~親子で学ぼう!西区SDGs工場見学会

集合写真

 11月1日(土曜日)午前9時から、JFE条鋼株式会社豊平製造所(発寒10条13丁目)で「親子で学ぼう!西区SDGs工場見学会」が開催され、小学3~6年生の親子10組が参加しました。これは、楽しみながらSDGs(持続可能な開発目標)について学んでもらおうと、「人と環境にやさしい鉄づくり」を実現し、鉄スクラップを原料として再び鉄鋼製品を生産することで資源循環型社会の構築に貢献するJFE条鋼株式会社豊平製造所(原徹(はら・とおる)取締役豊平製造所長)と西区役所が連携し開催したものです。
参加者は鉄スクラップから製品になるまでの行程について説明を聞いてから、ヘルメットなどの保護具を着用して、さっそく工場内へ。同所には、鉄スクラップを電気炉で溶解し、ビレットという四角棒状の鉄の塊を作る「製鋼工場(せいこうこうじょう)」、そのビレットを圧力によって細く長く伸ばして鉄筋棒鋼を製造する「圧延工場(あつえんこうじょう)」の2種類の工場があり、参加者は2グループに分かれて両工場を見学しました。
製鋼工場では、電気炉に鉄スクラップが投入される度に大きな炎が上がり、参加者はその迫力に圧倒されていました。また、製造された赤く熱を帯びたビレットが近くのレーンを流れてきた瞬間、5メートルほど離れているのに熱気を感じ、驚いた表情をしていました。
圧延工場では、まず危険体感設備でチェーンの巻き込み事故の恐ろしさや落下物が直撃した際のヘルメットの破損状況などを見て工場の危険性を学んだ後、ビレットが高速で延ばされて鉄筋棒鋼へ姿を変えていく様子などを見学しました。
見学後の質問コーナーでは、参加者親子から様々な質問が寄せられ、「工場で働く中でやりがいを感じる瞬間は?」という質問には、「自分たちが作った製品が身近な家や建物などに使用されているので、私たちの作った製品が、誰かの生活を支えているんだと思うとやりがいを感じる。」と力強い言葉が返ってきました。
参加者は、「熱くて危険もいっぱいの中、作業をしている人達はかっこいいなと思った。」「いらなくなった缶や車の部品などゴミになるような物を再利用していることが分かり、SDGsの取組みを知ることができた。」と、西区の身近な工場の取組みを見学できて、親子でSDGsについて理解を深める機会となりました。

製鋼工場を見学している様子

圧延工場(危険体感設備)を見学している様子