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7月29日(火曜日)と8月5日(火曜日)の2日間、古潭(こたん)海岸(石狩市厚田区古潭)で「親子で環境満喫バスツアー」が開催され、西区内の小学生とその保護者総勢31組65人が参加しました。これは、身近な自然環境や海洋ごみ問題について親子で考えてもらいたいと、リサイクルプラザ宮の沢と西区環境まちづくり協議会(上田和也(うえだ・かずや)会長)が共同で開催したものです。
8月5日(火曜日)8時30分、西区役所に集合した参加者は、バスに乗って古潭海岸へ向かいます。車内では、リサイクルプラザ宮の沢の職員によるごみに関する〇×クイズや、北海道博物館学芸員の圓谷昂史(えんや・たかふみ)さんから海岸に流れ着いた漂着物を観察したり収集したりする「ビーチコーミング」についての説明があり、1時間ほどの乗車時間を楽しく過ごしました。
海岸に到着すると、参加者は早速ビーチコーミングを開始。漂着物を拾いながら浜辺を散策し、分からない物があれば圓谷さんに拾った物を見せて正体を教えてもらいます。親子で一緒に、鉱石や貝殻、ビーチグラスなどいろいろな物を拾い集めて観察しました。
その後は、漂着した海洋ごみの調査を兼ねた海岸のごみ拾いを行いました。拾ったごみは2日間合計で約44kgもあり、拾ったごみを素材や種類などで分別し、世界共通の方法で記録することで、海洋ごみ問題解決の貴重なデータとなりました。
参加者は、「海外から流れてきたごみを見つけてびっくりした」「プラスチックごみが多かったので、プラスチックの使用を減らしたいと思った」などと話し、今回の活動が海ごみ問題と環境について考えるきっかけとなった様子でした。
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