昭和22(1947)年11月17日、余市町長名で一通の戦死公報が届きました。
「戦没者に関する通知 父 森六次郎殿
元陸軍軍属 森 正則殿には北緯6度20分 東経138度8分地点に於て昭和19年1月30日戦死を遂げられたる旨公報有之洵(まこと)に痛惜の情に堪へす 謹みて御通知申上げます」
息子の正則さんは、軍属として昭和19年1月30日、南方のパラオ(ペリリュー)諸島の東方の洋上で、乗船していた東晃丸が魚雷を受けて沈没、16歳で戦死しました。亡くなって2年10か月後に届いた報せです。
札幌市 森 数雄氏提供