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子どもや病人、お年寄などを戦争の被害の受けやすい地域から、より安全な場所に移り住まわせることを疎開といいます。昭和19年(1944年)ごろまでは、いなかの親せきなどへの縁故疎開が進められていました。戦況が悪化すると、都市部の子どもたちを学校ごと空襲の心配のない農村地帯へ移動させることになり、都会の子どもたちの多くは親元を離れ、慣れない土地でさみしい思いをしながら集団生活をすることになりました。
この証明書は、疎開の際に最寄の駅に提示して、列車に乗車するためのものです。